【DEEP JEWELS】浅倉カンナが石岡沙織を破りRIZIN女子GPへ
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DEEP事務局
「DEEP JEWELS 17」
2017年8月26日(土)東京・新宿FACE
▼第6試合 メインイベント RIZIN女子GP出場者決定戦 DEEP JEWELS特別ルール 49kg契約 5分3R
〇浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
判定3-0
●石岡沙織(禅道会)
※浅倉がRIZIN女子GP出場権を獲得。
DEEP JEWELSを長年引っ張ってきた石岡と、20歳の新星・浅倉が10月15日(日)マリンメッセ福岡で開幕する『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 女子スーパーアトム級トーナメント』への出場権を懸けて激突した。
1R、打撃のフェイントを多用する石岡だが、浅倉は組み付く。身体を入れ替えて石岡がテイクダウンにいったが、浅倉はすぐに上になる。浅倉がパスガードを仕掛けた瞬間を狙って立ち上がった石岡に浅倉がすぐにタックルしてテイクダウン。
ブレイク後、石岡のパンチとローに浅倉も左ストレートで反撃。浅倉はジャブを当てるとタックルを決め、豪快に石岡をマットに叩き付ける。そして上からパウンド。浅倉が優勢で初回を終えた。
2R、蹴りとパンチで前に出る石岡に浅倉がタックル。必死にディフェンスした石岡だが、浅倉に押し切られてテイクダウンされる。下から足を絡めて関節技、パンチを仕掛ける石岡に浅倉は攻めあぐねるが、しっかり抑え込んで細かくパンチを打つ。
立ち上がった石岡はヒザ蹴り。さらにミドルキックを繰り出すが、浅倉がタックルでまたもテイクダウン。下からの関節技を狙う石岡にパウンドを落としていった。
3R。ミドルを蹴る石岡にタックルを合わせてテイクダウンする浅倉。立ち上がる石岡のバックを奪った浅倉が後ろに投げ落として再び上に。そして浅倉が肩固めを仕掛ける。これは極まらなかったが、浅倉はマウンド、さらにバックマウントを奪ってパンチを連打。チョークも仕掛ける。これも極まらないとみるや浅倉がバックからパンチを連打する。
それでも立ち上がる石岡。パンチとミドルキックで勝負をかけるが、パンチにタックルを合わされて浅倉にテイクダウンされる。下からの関節を狙う石岡だったが、浅倉が抑え込んで試合終了。
判定は3-0で浅倉が勝利。マイクを持つと、「今回の試合はトーナメント出場が懸かった大事な試合で、対戦が決まった時は不安もたくさんあったし、緊張も凄くしました。でも先生や先輩にたくさんの練習をしてもらってここまで来て勝つことが出来ました。今回の試合は一本を極めて堂々とトーナメントに行きたかったですが、石岡選手は凄く強くて出来なかったです。女子が人気のない頃からずっと頑張ってきた選手で、自分はまだまだですが、その選手に勝つことが出来たので一緒にトーナメントを一個一個勝ち進んで優勝したいと思います」と、石岡の分も背負ってRIZIN女子GPで優勝したいと話した。
榊原信行RIZIN実行委員長もリングに上がり、「素晴らしい試合でした。3Rにカンナ選手が勝ちたい、上に行きたい気持ちが一歩強かった試合だと思います。DEEP JEWELSを代表して、初めてやる女子GPで優勝するチャンスは十分あると思います。RENA選手と対戦するチャンスもあると思うので頑張ってください」と、浅倉にエールを送った。
▼第5試合 アトム級(47.6kg以下) 5分3R ※ヒジあり
〇富松恵美(パラエストラ松戸)
判定2-1
●SARAMI(パンクラスイズム横浜)
SARAMIは柔道(二段)から柔術に転向し、2012年3月のJEWELSにてプロデビュー。昨年富山から上京し、パンクラスイズム横浜に移籍後3連勝と勢いに乗っている。思い切りのいい打撃と関節技が武器。
対する富松はブラジリアン柔術黒帯を持ちながら、打撃にも磨きをかけてJEWELSのトップ戦線で長く活躍。『RIZIN』で活躍した石岡沙織にチョークスリーパーで一本勝ちしているほか、タイトルマッチ経験もあるベテラン選手だ。両者は2015年11月に対戦し、この時は富松が判定勝ちを収めている。
SARAMIはセーラー服姿の北岡悟とロッキー川村を引き連れ、ダンスを披露しての入場。富松は妹の女性メタルギタリストRie a.k.a.Suzakuのギター生演奏で入場した。
1R、パンチから組み付くSARAMIが2度目でテイクダウンしたが、富松がロープの外に出てしまったためブレイクに。パンチでの攻防が続いたのち、SARAMIが組み付くがテイクダウンは奪えず。富松がヒザ蹴りとパンチを見舞ってこのラウンドを終えた。
2R、SARAMIがパンチ、右ローと先手を打って攻める。待ちの状態が長く続く富松は組みに行くが、SARAMIにコーナーで身体を入れ替えられてテイクダウンされた。すぐに足関節技を仕掛ける富松。SARAMIはバックを奪ってのパンチを見舞い、立ち上がった富松のバックを奪ってテイクダウンに行ったが、上になったのは富松。上からヒジとパンチを落とす。
立ち上がったSARAMIは投げに行くが失敗して富松にバックを奪われる。チョークを仕掛ける富松だったがラウンド終了。
3R。パンチの打ち合いとなり、両者にヒットがある。SARAMIはテイクダウンを狙うが、富松はヒザ蹴りで脱出。前に出るSARAMIが右ストレートを当てると、富松もワンツーを返す。細かくパンチを当てていく富松。最後は打ち合いになって両者ともパンチを当てに行った。
判定は2-1と割れ、富松が勝利。接戦でSARAMIを返り討ちにした。
マイクを持った富松は、「2年近く前に戦ったんですが、所属ジムが変わってニュータイプSARAMIと言っていましたが強かったです。前と同じスプリット判定で勝ちました。一番タイトルに近いSARAMI選手とヒジありルールでやりたいと言いました。年も年なので早めにもう一度ベルトを取りたいので、この勝ちを評価していただけると信じています」と、タイトルへの挑戦をアピール。
そして「RIZINさんのトーナメントは埋まっているので、負けた人とでも。おばさんも頑張っているのでチャンスがあればお願いします」と控えめにRIZIN参戦もアピールした。
試合後のインタビューでは「タイトルマッチ前にリベンジしたい人がいる。そこで勝てば誰にもタイトル挑戦に文句は言われない」と、スギロックとの対戦を要望。佐伯繁DEEP代表も「タイトルマッチ前にもうひとつあればいいんじゃないか」と、タイトル挑戦査定試合を組む意向だと話した。
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