【NJKF】団体の看板を懸けた王者対決、JKIの狂平がTKO勝ち
eFightの「キックボクシング」特集 |
ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF 2013 7th」
2013年10月14日 (月)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第10試合) WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
○狂平(武勇会/JKIスーパーフェザー級王者)
TKO 3R48秒 ※ドクターストップ
●大和大地(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
※狂平が第3代王座に就く。
中須賀芳徳が返上した王座を、NJKF王者の大和とJKI(ジャパン・キックボクシング・イノベーション)王者の狂平が争う。
大和は現在7連勝、過去2年間にわたって負けなしと、いま国内最激戦区であるスーパーフェザー級のトップクラスに位置する。対する狂平も過去2年間で喫した黒星はひとつのみ。
1Rは両者がパンチ&ローキックで様子を見ながら、狂平はパンチからヒザ蹴りにつなぎ、大和は右ローと左ボディを決める。
2R、大和は強い右ローを狙い撃ちして狂平を下がらせる。下に注意をひきつけておいてのパンチも決まりだし、優勢に試合を進めていたが、ロープ際でもつれたところに狂平のヒジが炸裂。眉間を切られて大流血に追い込まれてしまった。
大和はストップされる前にKOしようと打ち合いに行くが、狂平も負けじと打ち合う。3Rもパンチとヒジの打ち合いになったが、大和の出血がさらにひどくなり2度目のドクターチェック。ここでストップがかかり、王者対決は狂平が制した。
狂平は「1Rに右ストレートが入ったので、右の真っ直ぐの攻撃が当たると思ってヒジを狙っていきました。ヒジは元々得意ですが、最初から狙っていたわけではありません」と言い、「いまスーパーフェザー級がアツいので、トップクラスに入っていた大和選手に勝ったから、トップをどんどん倒して上にいきたい」と語った。
▼セミファイナル(第9試合) NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
○TOMOYUKI(センチャイムエタイジム/NJKFスーパーウェルター級1位)
判定3-0 ※50-47、49-47、50-47
●山本バッファ弘樹(大和ジム/NJKFスーパーウェルター級3位)
※TOMOYUKIが第3代王座に就く。
健太が返上した王座を、TOMOYUKIと山本が争う。ともにパンチを主体としたアグレッシブなスタイルだけに、激しい試合になることが予想された。
1Rから両者フルパワーのローとパンチで迫力ある打ち合いを展開。その中でもTOMOYUKIの連打からのレバーブローが決まる。
2Rは両者とも慎重気味となったが、3Rになると再び打ち合いを開始。TOMOYUKIはなぎ払うようなフックで山本の頭を何度も揺らす。
しかし4R、山本をコーナーに詰めて打ち合いにいったTOMOYUKIが、逆に山本のパンチをもらって後退。圧倒的優勢から一転して窮地に追い込まれる。
5R、回復したTOMOYUKIの右ストレートをもらい続ける山本は手を広げて「打って来い!」と挑発。
さらに打ち合いを続ける中、両者が「来いっ!」と手を広げ、それを合図に打ち合いを開始。
場内が盛り上がる中、試合終了となりTOMOYUKIが判定で勝利を収めた。
▼第8試合 NJKFバンタム級王座決定戦 3分5R
○白井周作(Bombo Freely/NJKFバンタム級1位)
判定3-0 ※50-48、50-47、50-47
●RISING一治(誠至会/NJKFバンタム級3位)
※白井が第8代王座に就く。
幸二郎の王座返上により、1位の白井と3位の一治で王座が争われる。白井はデビューから8戦無敗、一治は素手による顔面パンチありのPRO-KARATEで一撃KO勝ちして王者となっている空手家だ。
1Rはお互いにジャブとローで探り合い、2Rになると白井がハイ&ミドルキックを使い始め、ヒジで一治の眉間をカットして流血に追い込む。
3Rもパンチとローを出す両者だが、打ち合いに持っていこうとする一治に対し、白井はジャブと蹴りで距離を取って打ち合う気は全くなさそう。
4Rに白井はアグレッシブに攻めるが、一治が打ち合おうとするとジャブとロー、ミドルで打ち合わない。それでも単発ながら白井は右ストレートをクリーンヒットさせる。
5Rはパンチで前に出てくる一治を白井がジャブで迎え撃ち、右ストレートも的確に当てる。最後の1分は白井も打ち合いに応じたが、徹底して自分のペースを貫いた白井が新王座に就いた。
白井は「桜井洋平会長が最初に巻いたベルトがこのバンタム級のベルトでした。それが自分の手元にあるのが不思議です。次は倒します」とマイクアピールした。
▼第7試合 63.0kg契約 3分3R
○翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級1位)
判定3-0 ※29-27、29-27、30-27
●高橋誠治(東京町田金子ジム/NJKFスーパーライト級王者)
高橋はテコンドースタイル、翔はムエタイスタイルのため、この試合は「テコンドーvsムエタイの異次元対決」と銘打たれている。
1R、高橋はサイドキックを連発して翔を近付けさせない。2R、組み付いてのヒザ蹴りに持ち込もうとする翔に高橋がヒジを見舞い、右目尻をカットして流血に追い込む。
ここまでは高橋のペースだったが、翔が強引にパンチを連打して前に出ると左ストレートがヒットし、高橋が倒れ掛かったところに翔がヒザ蹴りを顔面にぶち込む。これでダウンを奪った。続いてのパンチ連打でもダウンを追加。
3R、高橋はバックブロー、ハイキックで逆転を狙ったが、翔は首相撲で何度も高橋をひねり倒し、判定勝ちで一階級上の王者を破った。
▼第6試合 フライ級交流戦 3分3R
○ニモ(キングジム/NJKFフライ級1位)
判定2-0 ※30-30、29-28、30-29
●矢島直哉(はまっこムエタイジム/WPMF日本フライ級3位)
▼第5試合 NJKFスーパーフェザー級アグレッシブマッチ
○鈴木翔也(OGUNI-GYM/NJKFスーパーフェザー級1位)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-29
●竜宜(誠至会)
▼第4試合 NJKFスーパーライト級アグレッシブマッチ
○須釜和成(拳枠会/NJKFスーパーライト級1位)
判定3-0 ※30-28、30-28、29-27
●マリモー(キングジム/NJKFスーパーライト級3位)
▼第3試合 56kg契約 3分3R
○阿羅斗(E.S.G/NJKFフェザー級5位)
判定3-0 ※三者とも30-29
●金子貴幸(GANGA/NJKFスーパーバンタム級3位)
▼第2試合 NJKFスーパーフェザー級アグレッシブマッチ
○松永尚恭(東京町田金子ジム/NJKFスーパーフェザー級6位)
判定3-0 ※29-27、29-27、30-28
●鶴谷 剛(OGUNI-GYM/NJKFスーパーフェザー級4位)
※鶴谷が計量オーバーのため減点1とグローブハンデあり
▼第1試合 62.5kg契約 交流戦 3分3R
○カズ宮澤(PITジム/NJKFスーパーライト級7位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●田中洸幸(VERTEX)
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