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【ムエタイ】WPMF日本王者・伊藤勇真がラジャダムナンで逆転負け

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2015/03/16(月)UP

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「スック ワンキントーン」
2015年3月16日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム

 

▼第8試合 114ポンド契約
○コム・トープラン49(タイ)
判定3-0
●ユーマ・ウォーワンチャイ(=伊藤勇真/キング・ムエ/WPMF日本フライ級王者)

 序盤は静かな立ち上がり。第2Rから伊藤がフェイントからのジャブ、左フックを当てていく。コムはガードを固め、前蹴りで牽制。そして伊藤のパンチの打ち始めを狙って、タイミング良くミドルキックを蹴る。タイミングを盗まれているためか、伊藤はブロックできず腕に受けてしまう。

 3R、伊藤は右ストレート、左フックそしてミドルキックへとコンビネーション。コムは左ミドルの蹴り数を上げ、容赦なく伊藤のボディに叩き込んでいく。途中、コムの左ミドルの蹴り終わりに伊藤が左ボディアッパー。これがクリーンヒットし、コムの動きがやや鈍る。このラウンドはやや伊藤が優勢。

 4R、お互いの左ミドルが交錯する激しい攻防に。伊藤はミドルをもらってもきっちりと蹴り返し、プレッシャーをかける。コムはロープを背にして前蹴り、ミドルのタイミングを狙うが伊藤のフェイントを使ったボディ攻撃にズルズルと後退。このラウンド終了時で30-1まで賭け率が開き、伊藤の勝利は目前となったが・・・。

 最終R、コムはサウスポーにスイッチし、左ミドルを狙い撃ち。しっかりブロックしディフェンスしたい伊藤であったが、距離感の違いから立て続けにくらってしまう。返しの右ミドルも空振りし、さらに左ミドルを当てられギャンブラー達も一気に湧き上がる。リズムを立て直したい伊藤だったが、コムがこのチャンスを見逃さず前蹴り。伊藤は後方へぶっ飛び尻餅をついてしまう。結局、最後のラウンドが響いて伊藤は悔しい逆転負け。4Rまでは勝っていただけに、ムエタイの厳しさを知る結果となった。


 


▼第9試合 112ポンド契約
○ペットサンレック・ルークノンヤントーイ(タイ)
判定3-0
●コーキ・ウォーワンチャイ(=山田航暉/キング・ムエ)

 山田は今年1月ルンピニースタジアムで勝利を飾っており、ラジャダムナンスタジアムでも勝利を挙げることができるか。

 1R、ローを中心にしたから攻めていく山田に対し、ペットサンレックは思い切りの良いパンチを振るう。2Rに入ると、山田のワンツーフックからのローが綺麗に決まり、一瞬動きが止まるペットサンレックだったが、すかさず首相撲に持ち込んでガッチリとロック。山田のヒザに合わせコカし技、そして縦ヒジを打ち込む。

 3Rも首相撲の展開。このラウンドは両者がガッチリと組合い、力の入った攻防が続く。山田は離れるとすかさずローを蹴り込み、ペットサンレックは手数が出なくなる。

 4R、このラウンドはペットサンレックが意地を見せる。劣勢を悟ってか、いきなりヒジを振り回し首相撲へ。山田が突き放してもすぐにテンカオで前に出るペットサンレック。若干押され気味の山田に対し、前へ前へ出たペットサンレックの印象が良い。

 最終R、すでに逃げ切り体勢のペットサンレックだが、山田のパンチからミドルキックがボディへクリーンヒットし、一気にロープ際へ下がる。ギャンブラー達もこの1発を見逃さず沸き返る。その後、山田はさらにミドルキックでスネをしっかり当て、ここで終了のゴング。逆転か!?と期待されたが、判定はペットサンレックへ。山田は惜しい黒星を喫した。

 両選手とも惜しい判定負けであったが、「しっかりとムエタイの攻防が出来ている」と関係者は褒め称えた。両選手ともまだ若いだけに、今後こうした経験を積んでいけばトップレベルへ近づくこともそうは難しくないかもしれない。

写真=吉澤晃(サイアムスポーツ)

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