【レベルス】T-98が元ムエタイランカーと殊勲のドロー
REBELSプロモーション
「REBELS MUAYTHAI-1」
2012年10月28日(日)東京・ディファ有明
▼メインイベント ウェルター級 WPMF日本ルール 3分5R
△T-98(たくや/クロスポイント吉祥寺/WPMF日本ウェルター級王者)
ドロー 判定0-1 ※48-48、48-49、48-48
△セムサン・ソー・ソンポン(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級6位)
当初、T-98はWPMF日本ウェルター級王座防衛戦を行う予定だったが、挑戦者の田中秀弥(RIKIX)負傷のため延期。代わってムエタイの強豪を迎えることになった。
対戦相手のセムサンはラジャダムナンスタジアム、ルンピニースタジアム、オムノーイスタジアムといったムエタイのメ ジャースタジアムを中心に試合を行っており、昨年は日本でもその強さを見せ付けているゲーオ・フェアテックスとも対戦した。戦歴は150戦以上。元ラジャ ダムナンスタジアム認定スーパーライト級6位の肩書きだが、常にランキングを出たり入ったりしているという。
T-98は9月10日にラジャダムナンで遠征試合を行い、3RでKO勝利を収めている。また、7月29日には日本で無敗だったブアカーオ・フェアテックス をハイキック一発でKOに破り、vsムエタイ2連勝を飾った。“ムエタイゴリラ”の異名をとるT-98のvsムエタイ3連勝に期待がかかる。
1R、右ロー中心のT-98に対して、前半は様子見の状態が続いていたセムサンだが、後半にはワンツーから左ミドルを蹴っていく。
2R、右ローに加え、右ミドルも蹴っていくT-98。パンチでも手数でセムサンを圧倒していく。しかし、それにも関わらず、T-98はセムサンに詰められ 後退する姿が目立つ。T-98は右ボディストレートと右ハイ、右ヒジとさらに手数を増やしていく。セムサンは右ヒジ連打で応戦。
3R、距離を詰めるT-98は奥足ローを蹴っていく。すると、これが効いたのかセムサンの動きが徐々に落ちていく。それでも左右ミドルや首相撲からのヒザで応戦していくセムサン。
4R、T-98は奥足へのローを徹底して蹴っていく。インローと右ミドルで追撃するT-98。セムサンは3R同様に右ヒジで応戦していく。さらにセムサン は右ミドルを打ちながら右ヒジ、首相撲からヒザ。T-98が前に出るのを首相撲で止めていく。残り1分、首相撲からヒザの応酬が続き、T-98が右ロー、 セムサンが左ミドルを蹴ったところでゴング。
5R、序盤にテンカオと右ミドルを打つセムサン。その後、首相撲の応酬が続いていく。回り込んで右ボディストレー ト、左フックで応戦していくT-98。中盤以降は首相撲からヒザの攻防が続き、そのまま試合終了のゴングが鳴り響いた。結果、一者はセムサンを支持する も、二者はドロー。何ともスッキリしない結果となってしまった。
▼第8試合 WPMF日本スーパーフェザー級タイトルマッチ WPMF日本ルール 3分5R
○SHIGERU(新宿レフティージム/WPMF日本スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※49-47、49-48、49-46
●末廣智明(大道塾吉祥寺支部/WPMF日本スーパーフェザー級1位)
※SHIGERUが初防衛に成功。
SHIGERUは全日本学生キックボクシング連盟(UKF)のフェザー級王者からプロに転向し、3戦目にしてWPMF日本ランカーとなり、今年3月25日にベルトを獲得。今回が初防衛戦となる。
挑戦者の末廣は元・空道王者で、長きに渡ってRISEやムエタイで試合を行っているがいまだ無冠。8戦無敗のSHIGERUが、無冠のベテランファイター末廣を倒し初防衛なるか? それとも末廣が悲願のベルト奪取なるか?
1R、ゴングが鳴るとすぐに得意の飛びヒザ蹴りを繰り出すSHIGERU。ガードを固めて右前蹴りを返す末廣。距離を取りながら左フックを打ち、右ローを打つSHIGERUだが、末廣は右前蹴りで応戦。
2R、ガードを固めて左前蹴りを打っていく末廣に、右ストレートを返していくSHIGERU。前蹴りを打ちながらSHIGERUをロープに詰めて右ヒジを打つ末廣は、すかさず右前蹴りで追撃。距離を取り、右ローを打つSHIGERUに、末廣は左フックを合わせる。
3R開始早々、末廣が右ローから右ハイとつなげていく。SHIGERUは右ローや右前蹴りを蹴ってくる末廣に、右フックや右ストレートを合わせる。SHIGERUはこの攻撃を多用していき、末廣に反撃させる隙を与えない。
4R、末廣が前に出たところに、SHIGERUは左右のショートフックを打ち、首相撲を仕掛けていく。しばらく首相 撲からヒザの応酬が続き、後半になるとSHIGERUはパンチと首相撲からのヒザが中心に。SHIGERUが飛びヒザを繰り出すモーションを見せたところ に、末廣は右前蹴りを出し、右ローを追撃。
5R、首相撲からヒザの展開が続くが、右前蹴りで牽制しながら左ハイを打つ末廣。ガードして右ローを返すSHIGERUは、飛びヒザからの右ヒジ! 終盤 に差し掛かった頃から、パンチとヒジが入り混じった打ち合いがなされ、そのまま最終ラウンドのゴングが鳴り響く。判定でSHIGERUが勝利を収め、初防衛に成功した。
▼第7試合 WPMF日本ミドル級王座決定戦 WPMF日本ルール 3分5R
○入月健一(S.V.G./WPMF日本ミドル級1位)
判定3-0 ※48-47、49-48、49-48
●貴之・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム/WPMF日本スーパーウェルター級王者)
※入月が新王座に就く。
前王者・三沢晃治(クロスポイント吉祥寺)が教職に就いたために長期欠場となり、タイトルを返上。これを受けて、WPMF日本スーパーウェルター級王者・貴之と入月がタイトルを懸けて対戦する。
1R、ジャブから左ミドルを打つ貴之に、ワンツーから右ローの入月。少しずつ距離を詰め、左ローを打つ貴之は首相撲で入月を回して倒す。残り1分、貴之が左ローを打っていくと、入月は貴之の左ローを受けながらも距離を詰めていくが、手が出せず見合う状態となっていく。
2R、突き刺すような鋭いジャブを打つ貴之。入月は右ミドルを打っていく。貴之は入月の右ミドルに左前蹴りを合わせて応戦。ジャブから左ミドルを蹴る貴之 に、入月は右ミドルを蹴りながら貴之をコーナーに詰めて首相撲からヒザ。首相撲を脱した貴之は左前蹴りをで距離を取っていく。ジリジリと距離を詰める入月 は首相撲からヒザを仕掛けいく。
3R、お互いにローを打ち合うと、入月は右ミドルを連打! ガードする貴之だが、お構いなしにと右ミドルを蹴り続けていく入月。貴之は左ローを返していく が、入月は右ミドル。
入月の右ミドルに、貴之が後退する姿が目立つ。残り30秒、下がりながらも左ローを打つ貴之に、入月は前に出ながら右ミドルを蹴って いく。
4Rも3R同様、右ミドルを連打する入月は、すかさず首相撲を仕掛けいくが、貴之は左ストレートと右アッパー、首相 撲とつなげていく。さらに貴之は、左前蹴りと左ミドルで追撃。入月は右フックを打って回り込み、ヒジを連打! このヒジで貴之がカット。ドクターチェック が入るも再開される。すると、入月は貴之をロープに詰めて首相撲で貴之の頭をロックし、右ヒジを頭上に落とし込んでいく。貴之は左ローで応戦。
5R、右ミドルと右ローを打つ入月に、左ストレートと左ヒジで応戦する入月。さらに入月は、貴之をロープに詰めて首相撲からヒザ。貴之は右ヒジと首相撲で応戦。残り1分、今度は貴之がヒジで入月をカット! 再開するも、試合終了のゴングが鳴り響く。
直後に、お互いに腕立て伏せをして“まだできるぞ!”と言わんばかりに余力を観客にアピールする。判定で入月が勝利し、新王者となった。
▼第6試合 スーパーバンタム級 WPMF日本ルール 3分5R
○ゲーンペット・ソー・ジャッキー(タイ/アマチュアボクシング学生タイ王者)
TKO 3R1分9秒 ※右ヒジによるカット→ドクターストップ
●炎出丸(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本スーパーバンタム級3位)
炎出丸がタイ国コンケン県の所属ジムから強力な推薦を受けて参戦するゲーンペットと対戦。ゲーンペットはアマチュアボクシングで学生タイ王者となっている ほか、ムエタイの戦歴も100戦以上で大きく勝ち越しているという。ムエタイスタイルを得意とする炎出丸はこの未知なる相手とどう戦うのか?
1R、お互いにローを出し合うものの、軽く当てて様子を見る状態が続く。ゲーンペットがモーションの早い左インローを打つと、炎出丸は右ローを返す。矢のような鋭いジャブを突きながら左インローを蹴るゲーンペットは、炎出丸の右ローに右ストレートを合わせていく。
2R、左インローを中心に、1Rと同じ攻勢を続けるゲーンペット。これに対して炎出丸はワンツーから左ロー、右ローで応戦していく。ゲーンペットのジャブがとても速く、炎出丸の顔面をとらえるシーンが目立つ。
3R、素早いジャブを打ち続けるゲーンペットは、左インローと右ミドルで炎出丸を詰めていく。炎出丸は奥足へのロー からワンツー、左右ローとコンビネーションをつなげていく。中盤になると、ゲーンペットはジャブから左ミドル、左ヒジとつなげ、ガードする炎出丸にワン ツーを打ってガードをこじ開ける。
炎出丸のガードが空いたところに、ゲーンペットが右ヒジ! 炎出丸は顔面をカット。ドクターチェックとなるが、傷口が深くドクターストップとなり、ゲーンペットがTKO勝利を収めた。
▼第5試合 フェザー級 WPMF日本ルール 3分3R
○長嶋大樹(ONE’S GORL/WPMF日本同級1位)
判定3-0 ※三者とも30-26
●白狼(MEIBUKAI KICKBOXING GYM)
▼第4試合 WPMF日本ルール スーパーライト級 3分3R
○前田 将貴(RIKIX)
判定3-0 ※29-26、29-28、29-27
●NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本ライト級9位)
▼第3試合 フライ級 WPMF日本ルール 3分3R
△いつか(新宿レフティージム/J-GIRLSフライ級3位)
ドロー 判定0-1 ※29-29、28-29、29-29
△聖☆羅(クロスポイント大泉/M-1ジュニア女子40&50kg級王者、J-GIRLS U-15ミニフライ級王者)
▼第2試合 WPMF日本ルール ピン級 3分3R
○百花(T.B.NATION/JEWELSキックルール47kg級1dayトーナメント優勝)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
●宗田智美(シーザージム渋谷/シュートボクシング協会/第4回J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会Bリーグ女子-45kg級優勝)
▼第1試合 WPMF日本ルール スーパーバンタム級 3分3R
△充志(RIKIX)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29、29-29
△小林 優(クロスポイント吉祥寺)
▼Best of BLOW-CUP第6試合 アダルトクラス 70kg級 2分2R延長1R
△潘 隆成(クロスポイント吉祥寺)
ドロー 判定1-1 ※20-19、19-20、19-19
△降旗健嗣(フリー)
▼Best of BLOW-CUP第5試合 アダルトクラス 60kg級 2分2R延長1R
○古谷野一樹(クロスポイント古河)
判定3-0 20-18、20-19、20-18
●市川一大(クロスポイント大泉)
▼Best of BLOW-CUP第4試合 アダルトクラス 60kg級 2分2R延長1R
○工藤政英(新宿レフティージム)
TKO 1R1分20秒
●のび太(バンゲリングベイ松戸)
▼Best of BLOW-CUP第3試合 アダルトクラス 57.5kg級 2分2R延長1R
○田中宏和(クロスポイント吉祥寺)
TKO 2R55秒
●津田鉄平(新宿レフティージム)
▼Best of BLOW-CUP第2試合 ジュニアクラス 55kg級 2分2R延長1R
○城戸良星(平井ジム)
判定3-0 20-18、20-17、20-17
●三輪流輝(GTジム)
▼Best of BLOW-CUP第1試合 ジュニアクラス 30kg級 2分2R延長1R
○田丸とき(平井ジム)
判定3-0 ※三者とも20-19
●岡田彪雅(クロスポイント吉祥寺)
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