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【ボクシング】問題児で元世界王者のブローナー「ラッパーに転身する」復帰に10億円要求

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2020/05/25(月)UP

ブローナー(左)のロングフックがクリーンヒット(Photo:Naoki Fukuda)

 元世界4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー(30=米国)。これまで男女問わず暴行や傷害など数々の犯罪行為や奇行、過激な発言でリング内外で問題を起こしているボクシング界の問題児だ。

 昨年1月に米ラスベガスのMGMグランドガーデンでマニー・パッキャオ(41=フィリピン)の初防衛戦に敗れ、同年8月には自身のInstagramアカウントで引退宣言していたが、再び復帰に意欲。アメリカのテレビ局ショータイムスポーツのスティーブン・エスピノザCEOや、ボクシング興行及び、中継番組のマネージャーである、アル・ヘイモンに対し、カムバックには1000万ドル(約10億円)が必要と、5月22日、一方的にSNSで要求している。

ラッパーに転身すると言うブローナー(@adrienbronerより)

 しかし、ヘイモンやエスピノザからの回答はなく、ブローナーは「まだ誰も1000万ドルの話にはなっていない。だから、俺はまだ引退していないと思っている。だから、これからはアルバム制作に集中して、ただのラッパーになるんだ。今はラッパーだ。彼らが俺の1000万ドルの話をするまでは、俺はリングに上がるつもりはない」とブローナーは語っている。

 ここ数年、ブローナーは音楽に深い関心を持ち、趣味でいくつものラップ曲を作ってきた。さらに、彼は知人のレコーディングにも参加しているという。1000万ドルなどブローナーにとって有利な契約ではない限り、ブローナーはフルタイムのラッパーとなる。

 ブローナーは音楽に専念するのか、それともショータイムなどに交渉に打って出ていくのか。

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