【ボクシング】タオル投入をレフェリーが拒否し悶絶KOに非難殺到! エディ・ハーン氏「あまりに危険」ルール見直しの声も
6月13日(日本時間)IBF世界スーパーライト級挑戦者決定トーナメント一回戦が英国ニューカッスルで行われ、同級5位へレミアス・ポンセ(24=アルゼンチン)が絶え間ないアグレッシブな猛攻で同級6位のルイス・リットソン(英=27)を10ラウンド1分24秒でKO勝利した。
この試合は13日にも報じたが、問題はこのときのレフェリーの立ち振る舞いが世界中から非難が殺到している点だ。10Rにリットソンが一度ダウンしたあと、立ち上がり、再び防戦一方となったとき、リットソン陣営がタオルを投入。しかしレフェリーのスティーブ・グレイ氏はそれを無視し、さらに、そのタオルをリング外に投げ返し物議を醸した。その後リットソンは2度ボディで倒され、悶絶のKO負けとなった。報道ではリットソンは肋骨骨折の疑いもあり、多くの視聴者やニュース記事の拡散もあり、余計な怪我をさせたと非難が集中している。
▶︎【決定的シーン写真】コーナーからタオル投入シーン、問題のタオルをリング外に投げ捨てるシーン、ダウンシーンなど
本日16日、YouTubeで公開された『DAZN Boxing Show』に英ボクシングプロモーターのエディー・ハーン氏が出演。ハーン氏は負けたリットソン側のプロモーターでもある。
ハーン氏は、タオルを拒否したレフェリーを非難した。レフェリーがタオルを拒否する権利があることについては「率直に言って、レフェリーにはその権利があるべきではない考えている」という。「選手のコーナーにいるチームほど選手のことをよく知っている人はいない」とその理由を説明。「ヘッドトレーナーのからのタオル、特に今回はトレーナーの父親からタオルだ。それをリングの外に戻してはいけない。リングの外にタオルを投げ出すなんて異様だ。100人いたら99人はタオル投入を認めるだろう」と非難。そして「彼はガードしながらも頭に多くのダメージを受けていた。タオルを拒否する権利はないはず。このスポーツはあまりにも危険すぎる」と語った。
海外ボクシングメディアの声としては、米国『ボクシングシーン』のジェイク・ドノバンは「リットソンに重傷を負わせたグレイには二度とレフェリーをさせるべきではないと述べ「リットソンは終わった。願わくば、スティーブ・グレイも同じようにしてほしい」とツイッターに書き込んだ。
英国の歴史ある『ボクシングニュース』の編集者であるマット・クリスティは自身のTwitterで「レフェリーがコーナーからの降伏を覆すことができるというルールは見直されるべきだ。コーナーが試合を止めるのが早すぎるのは許されるが、レフリーが試合を止めるのが遅すぎるのはほとんど許されない」と述べている。
現在のルールではコーナーからのタオル投入で即試合中止は、レフェリーがタオルを見落としてしまうなどの観点から、世界的に廃止されてきている。日本でも19年に廃止した。代替えの棄権の意思表示としてタオルをレフェリーに向けてグルグル回すウェイビングが一般的となっている。レフェリーに正確に気づいてもらうためだ。ただし、レフェリーは選手が健康を害することなく続行できると判断した場合「タオルを拒否する」権利を持っているので、今回の例はルール上は問題ないが、このコーナータオルを無視することはほとんど無いのが実情だ。
今回はタオルを拒否したレフェリーの件は本当に稀な例だが、世界のこの声にレフェリーのタオル拒否の権限は果たして見直される日は来るのか。
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