【柔道】「生きて帰れるのか」60kg五輪金・高藤直寿が”体重無差別”全日本へ覚悟、73kg金・大野将平も参戦=4.29日本武道館
本日4月29日、体重無差別の全日本選手権に最軽量選手として東京オリンピック60kg級金メダリストの高藤直寿(28=パーク24)、中量級の選手では東京五輪柔道73kg級で2連覇を達成した大野将平(30=旭化成)も参戦する。
この大会は体重無差別だけあって90〜100kg級の選手が中心。そんな中で軽・中量級の選手は不利。正直、優勝できる確率は少ない。
過去、中量級の選手では、64年の東京五輪で80kg級金メダリストの岡野功は67年と69年の全日本を制した。90年には五輪71kgで金、78kgで銀の古賀稔彦が2位となっているが、以後30余年、さらに大型化している選手の中で高藤と大野はどんな活躍を見せるか。
高藤は27日のTwitterで「生きて帰ってこれるのか…ワクワク」と不安と期待が混じったコメントを発表。22日には「重量級との練習ってこんなにキツかったっけ?」ともツイートしている。
昨日に行われたリモート会見のNHKの報道では、100kgクラスの重量級選手がひしめく中「金メダリストとして柔道の素晴らしさを伝える立場だと思う。真剣に勝ちにいきたいし、すべてを出しきりたい」と意気込んだ。高藤は2回目の出場。前回は初戦で敗退しており、全日本初勝利が期待される。初戦は95kgの田中大勝(25)、内股が得意な選手だ。小さい選手が大きな選手を倒す”小よく大を制する”が武道の醍醐味でもある。
また、大野将平は高藤についで2番目の軽量選手と見られている。大野はこれまで2度参戦し、一度の勝利がある。初戦の相手は関東大会2連覇でこの大会に挑む90kg級の前田宗哉(自衛隊体育学校)、それに勝てば160kgと言われる斉藤立(斎藤仁次男・20=国士舘大)と対戦する。
この大会の優勝候補として、前回の優勝者の太田彪雅(100kg超級)や、3度優勝している王子谷剛志(100kg超級)、20年優勝の羽賀龍之介(100kg級)、リオ五輪銀の原沢久喜(100kg超級)、東京五輪90kg級代表の向翔一郎、昨年の世界選手権100kg超級で優勝の影浦心など超重量級のトップ選手がひしめいている。
なおこの大会の放送はNHK総合で16時から、NHK BS1で13時から、YouTubeでは9時半から配信される予定だ。
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