【BOM】名高&奥脇竜哉の高校生コンビが世界王座をそろって奪取
▼第13試合 WMC日本 53.00kg契約 3分5R
○佐々木雄汰(尚武会/MUAYTHAI OPENスーパーフライ級王者、WPMF日本同級王者、WMC日本同級王者)
判定2-0 ※49-48、49-49、49-48
●山田航暉(キングムエ/WMC日本スーパーフライ級王者)
山田はジュニア時代より地元・名古屋を拠点に活躍しタイでも戦績を重ねるムエタイファイター。ムエタイの二大殿堂ラジャダムナンスタジアムやルンピニースタジアムでも勝利した経験を持っている。2016年7月の『BOM 12』で初代WMC日本スーパーフライ級王座に就き、昨年8月11日には初防衛に成功している。
対する佐々木もジュニア時代には7冠王となり、ムエタイの本場タイでも戦績を重ねた。15歳でプロデビューすると僅か2年で日本ムエタイ3冠王者となっている。今後の日本ムエタイ界を担う10代の実力者同士がついに激突した。
1R、ミドルとハイキックの蹴り合い。様子見の展開だがスピードのある攻防が続く。2Rは終盤に首相撲の展開となり、互いにヒザをボディへ突き刺した。
3Rからは両者ペースアップ。スピードのあるパンチとミドルを出し合う。佐々木が山田のミドルをキャッチし、すかさず強烈なミドルを蹴り込む。互いにハイ、ミドル、ローを蹴り合う激しい展開に。
4Rはミドルの蹴り合いが激しさを増し、佐々木が山田のミドルをキャッチして豪快に転倒させる。さらに首相撲からヒザでも激しく蹴り合う。佐々木は左ストレートもヒットさせた。
5R、互いにミドルを蹴りスパートを掛ける。佐々木はハイキックを連発し、山田は腕でブロック。しかし、終盤になると両者とも勝利を確信したのか手を出さずに流した。判定は2-0で佐々木が接戦をものにした。
▼第15試合 WMCインターコンチネンタル・スーパーライト級王座決定戦 3分5R
△石井達也(藤本ジム/元日本ライト級王者)
ドロー 判定1-1 ※49-49、50-49、49-48
△アレッサンドロ・ロトゥンノ(GTジム/元WKA&WPMFイタリアスーパーフライ級王者)
※ドローのためタイトルはコミッショナー預かり
石井は2002年にプロデビューした35歳のベテランで、2011年9月に日本ライト級王座に就いた実績を持つ。同王座は2度防衛した後に、ケガのため2014年に返上。同年1月にはラジャダムナン&ルンピニースタジアムの現役ランカーであったワチャラレックを判定で破る金星を挙げている。
対するロトゥンノはWKAとWPMFのイタリア王者であり、イタリアではK-1ルール、タイではムエタイルールで戦う二刀流ファイター。タイではあの名門ゲオサムリットジムで腕を磨き、日本ではGTジムに所属する。ムエタイでの得意技はヒジ打ちだという。
1R、石井がパンチから蹴りのコンビネーションで攻める。対するロトゥンノは前へ出てくるが攻撃がスローだ。石井は前進するロトゥンノをいなしながら的確に攻撃を当てる。2R、距離を取りたい石井だが、ロトゥンノは前へ出続けて強引に組み付き首相撲に持ち込む。石井は戦いにくい様子。
3R、ひたすら突進し首相撲に持ち込むロトゥンノ。それに対し、石井は距離を取って攻撃したいがロトゥンノの強引な組み付きに付き合わざるを得ない展開に手を焼く。
4R、石井はパンチの連打とヒジ打ちで組まれるのを防ごうとするが、ロトゥンノが首相撲で優位になり始め、石井を転倒させる。石井は思うように攻められない中でも距離ができるとローを蹴っていく。苛立つ石井はラウンドが終了するとロトゥンノを軽く突き飛ばし、これにロトゥンノが怒りを示す。
5R、ロトゥンノのプレッシャーが少し弱まり、石井がパンチをまとめる。ロトゥンノは強気に前進するが手は出ず、石井のフック、ローなどを被弾する場面が増え試合終了。距離を取り攻撃を当てたい石井と距離を潰し首相撲に持ち込みたいロトゥンノという展開となった試合は互いに決定打が打てずドローに。タイトルはコミッショナー預かりとなった。
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