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【GLORY】サディックがヘビー級トーナメント優勝、絶対王者に再戦アピール

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2018/12/10(月)UP

初参戦のウルゼソク(左)に力の差を見せつけたアデグバイ(右)

▼GLORYヘビー級トーナメント 1回戦(1) 3分3R
○ベンジャミン・アデグバイ(33=ルーマニア/同級1位/117.7キロ)
判定5-0 ※三者とも30-25
●アルカディウシュ・ウルゾセク(26=ポーランド/108.4キロ)
※アデグバイが準決勝に進出。

 トップランカーのアデグバイに初参戦のウルゾセクが挑んだ。1Rはロープ際を動き回りながら蹴りを左右上下に散らすウルゾセクに対し、アデグバイが左右フックと左ミドルを強打。2Rも同様の展開となり、ウルゾセクはロープを背負いながら左ローを返した直後、左ボディを喰らってダウンする。

 3Rもアデグバイの優勢は変わらず。ウルゾセクは右フックをフルスイングしたところで、左フックのカウンターと左ボディを被弾して2度目のダウン。ウルゾセクは追撃の左右フックと左ボディにひたすら耐える状態となり、アデグバイが大差の判定勝ちで準決勝へと駒を進めた。


サディック(左)の三日月蹴りを嫌がるタファ(右)

▼GLORYヘビー級トーナメント 1回戦(2) 3分3R
○ジャマール・ベン・サディック(28=モロッコ/同級2位/123.7キロ)
TKO 1R 2分55秒
●ジュニア・タファ(22=オーストラリア/同級5位/121.1キロ)
※サディックが準決勝に進出。

 サディックに期待の新星タファが挑む一戦。両者は前日計量でも激しく火花を散らしており、1回戦で最も注目を集める試合となった。

 1R、開始早々にタファが頭を下げながらの左フックで奇襲。サディックはこれを冷静にバックステップでかわして左ミドルとヒザ蹴りを返す。いったん距離を取って右ローを蹴るタファに対し、サディックは左ミドル、そしてつま先から入れるような右の前蹴り。直後にタファはファールカップがずれたとアーピルし、レフェリーがいったん試合を止める。

 再開直後、両者の左右フックが交錯したところで、タファは再びレフェリーに対してアピール。サディックは構わず前蹴りから一気に突進してヒザ蹴りを入れようとするが、レフェリーがブレイクを指示する。ブーイングが起こる中、セコンドにファールカップを直してもらうタファ。レフェリーは「次は試合を終了させる」と注意する。

 再々開後、サディックは再びつま先で突くような右の前蹴りと、三日月蹴りようなかたちで決まる左ミドル。タファはこれが効いていたようで、被弾直後に上体を丸め込んでしまう。タファは強引に左右フックを振り回すが、残り30秒で左の前蹴りを突き刺されてついにダウン。タファはなんとか立ち上がるも、再び左の前蹴りでダウンし、ここでレフェリーストップに。サディックが初回TKO勝ちで準決勝に駒を進めた。


至近距離からアッパーを突き上げるウィルニス(右)

▼GLORYヘビー級トーナメント 1回戦(3) 3分3R
○ジャファー・ウィルニス(32=オランダ/同級4位/113.8キロ)
判定4-1 ※29-28、28-29、29-28、29-28、29-28
●トーマス・モズニー(27=スロヴァキア/同級7位/117.8キロ)
※ウィルニスが準決勝に進出。

 ランカー同士の1回戦。1R、ガードを高く保ちながら間合いを潰してくるウィルニスに対し、モズニーはロープ際で構えて左ジャブから右ミドルやヒザ蹴りに繋げていく。ウィルニスは様子をうかがいながら時おり左フック。モズニーがパンチのコンビネーションで手数を重ねた。

 2R、ウィルニスが攻めに転じ、左フックからの右ロー、左インローから右フックなどのコンビネーションを返し始める。さらに至近距離でパンチの打ち合いになると、ウィルニスのカウンターの右フックや左アッパーがヒット。コーナーを背負ったモズニーは飛びヒザ蹴りやワンツーを喰らってよろめく場面も。

 3R、モズニーは左ジャブ連打からの左ハイと左インローで、ウィルニスを寄せつけまいとする。しかし、ウィルニスが強烈な右フックから密着して右アッパーと左フック。モズニーはクリンチに逃れる場面が増える。ウィルニスが左右フックの連打に右ローも織りまぜながら攻め続け、判定勝ちで準決勝進出を決めた。


アグロバティックな蹴り技を繰り出すイノセンテ(手前)

▼GLORYヘビー級トーナメント 1回戦(4) 3分3R
○グト・イノセンテ(32=ブラジル/同級3位/114.2キロ)
判定4-1 ※29-28、28-29、29-28、29-28、29-28
●モハメド・アブダラ(24=ドイツ/117.9キロ)

 GLORYで2戦目のアブダラがイノセンテに挑んだ。1R、ガードを上げながらガンガン間合いを詰めてくるアブダラに対し、イノセンテは左右フックをボディと顔面に連打。アブダラがロープまで押し込んでくれば、イノセンテはさっと回り込んで捌かんとする。しぶとく前進して左ジャブをヒットさせるアブダラ。イノセンテはバックスピンキックやバックハンドブローも繰り出すが、かなり戦い辛そうな様子だ。

 2R、アブダラの戦法は変わらず。イノセンテはクリンチからのヒザ蹴りで応戦し、構えをスイッチしながらの蹴りも左右上下に散らす。パンチの交錯からクリンチの場面が増える両者に、レフェリーがホールディングの注意。終了間際にイノセンテが堰を切ったかのようにパンチの連打をまとめ、得意の胴回し回転蹴りも繰り出してみせる。

 3R、アブダラはなおも間合いを潰していくが、パンチが単調になりヒットしない。クリンチが増えるアブダラに再び注意が与えられる。手数を伸ばすイノセンテは胴回し回転蹴りこそ大きく空振りさせるが、続く後ろ回し蹴りと顔面前蹴りがヒット。アブダラの口からマウスピースが飛ぶ。イノセンテはアブダラのクリンチ際に右フックと左ボディも叩き込み、判定勝ちで準決勝に進んだ。

▶︎次ページ:日菜太を破ったホープが注目の初参戦

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