【ボクシング】佐藤幸治が五輪出場にまた一歩前進、山中慎介&長谷川穂積も激励
優勝者には2020年東京オリンピックのボクシング予選代表や開催国枠候補者の権利を与える『第89回全日本ボクシング選手権大会』は、11月21日(木)から鹿児島の阿久根市総合体育館で競技が始まり、ミドル級で関東ブロック予選を通過したプロボクシングの元日本&東洋太平洋同級王者・佐藤幸治(日本大学OB)が2003年大会以来の登場。
菊池弥寛(東洋大学)に第2ラウンド1分27秒RSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)勝ちで、1回戦を突破するとともに、佐藤自身のキャリアにおけるこの選手権での無敗を守った。
第1ラウンドは互いに激しくパンチを出し合う中、菊池にダメージが見え始めた形で終わった。そして第2ラウンドの打ち合いで、佐藤は菊池からパワフルな右ストレートですぐにダウンを2度奪い、レフェリーに試合を止めさせた。
日本ボクシング連盟は、今年、元プロスポーツ選手への半年間の引退期間を経ることを条件に公式戦参加を認めた。
これにオリンピックへの夢を再燃させて電撃カムバックした佐藤には、プロボクシングで世界王座を制した旧友が応援に駆けつけるのも特徴だが、今回の会場には毎回恒例の山中慎介氏(元WBC世界バンタム級王者)の他に、元WBC世界王座3階級制覇者、長谷川穂積氏も姿を見せた。
他の階級で出場している後輩選手の応援であるという長谷川氏は佐藤についても「選手時代に同じキャンプもした間柄。ここに出場してきたこと自体奇跡だと思う。同い年の星としてオリンピックへの切符を獲得してくれる気がしている」と激励した。
明日の準々決勝で昨年度の王者、森脇唯人(自衛隊体育学校)と対戦する佐藤は「やっぱり本戦は緊張感が違う。出だしで歯車が合わなかったから、ひとまず1回戦を勝ててよかった。相手の若さに経験値で上回っていきたい」とすぐに気を引き締め直していた。
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