2021/06/26（土）UP
（最終更新：2023/10/02 19:25）

23歳の若手、キングダム新井丈が世界3位の飯野に秒殺勝利しRIZIN参戦アピール。後ろで旗を持つのはキングダムエルガイツの入江代表

サステイン
『プロフェッショナル修斗公式戦 SHOOTO GIG TOKYO Vol.30 Supported by ONE Championship』
2021年6月26日（土）東京・新宿FACE

▼メインイベント　ストロー級5分3R
●飯野タテオ（35=和術慧舟會HEARTS/同級世界3位）
TKO　1R 0分59秒 ※左フック→パウンド連打
○新井丈（23=キングダム立川コロッセオ）

新井（左）と飯野が向かい合う

　飯野は昨年9月の猿丸ジュンジ戦以来の登場となる世界ランキング3位の強豪。セコンドには智将大沢ケンジがつく。対するは連敗を脱出し、現在3連勝中と波に乗る23歳の若手、キングダム新井丈だ。
　新井は連敗中に鍛え上げ軽量級きってのハードパンチャーとなった。新井は初の世界ランキング戦にして、初メイン。やる気満々でリングに上がった。

新井の左フックがクリーンヒット、ダウンを奪う

　試合開始早々、プレッシャーをかける飯野に新井がロープを背にする場面が目立つが、セコンドのキングダム入江代表の激でサークリングで回避しながら今度は新井がプレッシャーをかけ始める。

　飯野は組み際から新井に首相撲を仕掛け、強烈な膝蹴りがヒット。嫌がる新井がなんとか離れると、再開後、新井は右アッパーからの左フックが完璧に捉え飯野がダウン。そこにパウンドをまとめた新井をレフリーが止めた。新井は世界3位を仕留めるとともに、連勝を4に伸ばした。

パウンド連打の新井、レフェリーが止めに入る瞬間

　試合終了後、マイクを持った新井はお世話になった人にお礼を述べ、「実は自分9連敗しているんですよ。でも周りの人に支えられて、あきらめないでやって来れました。これからも新井丈をよろしくお願いします。」と連敗からの4連勝は周りの支えがあってこそだと感謝を述べた。

　また、試合後のインタビューには「実は自分は人に勇気を与えられるヒーローになりたかった。（入江）代表がいつまでたってもRIZINに上がんないので、もしチャンスがあるのなら自分がRIZINに出場して、修斗の素晴らしさ、強さを日本中に知らしめたい」と語った。
　修斗のヤンチャ小僧から、日本屈指の軽量級ストライカーへ、新井丈から今後目が離せない展開となってきた。

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