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【海外MMA】まさかの珍事!会場大歓声の殴り合いから突然“もうこれ以上は無理!”

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2022/01/20(木)UP

タイトル戦で起こった珍事!(WEF GLOBAL公式YouTubeより)

 1月17日(日本時間)キルギス・ビシュケクで開催された総合格闘技イベントWEF 112:PFC49』メインイベントのタイトルマッチにて、会場を沸かす打ち合いから、挑戦者が突然試合続行を拒否する、珍しいTKO劇が起きた。

【動画】会場大歓声の激しい打ち合いから“もう無理!”とまさかの戦意喪失!?

 TKO勝利を飾ったのは、王者のヌルラン・トクトバキエフ(キルギスタン)。ライトヘビー級タイトルマッチで、挑戦者カモルディン・マモジョノフ(ウズベキスタン)を迎えての防衛戦だった。

 トクトバキエフはWEFライトヘビー級王者。BRAVE CFなどにも参戦経験があるキルギスタン重量級の実力者で、13勝のうち12フィニッシュ(4KO・8一本)と高い決定力を持つ。対するマモジョノフは昨年プロデビューし5勝1敗で、一気にタイトル戦に駆け上がってきた期待の新人だ。

 試合は1R、挑戦者のマモジョノフが序盤から果敢に攻めるが、王者のトクトバキエフが巧みにかわしフルマウントからパウンドを落とすなど、王者が試合の主導権を握る。2Rも、マモジョノフが序盤から積極的に攻めるが、トクトバキエフにその動きを完封される。ラウンド中盤から徐々に失速も、足を止めて真っ向から打ち合い、会場を大いに沸かす。

 しかし、ここで突然、マモジョノフが“もうこれ以上は無理”と手でジェスチャーし、相手に背を向ける行為。レフェリーは戦意喪失とみなし、試合を止めた。2R4分13秒、王者トクトバキエフのTKO勝ちとなった。

 実力差がはっきりと出た試合、プロデビューから僅か1年で王者に挑戦したマモジョノフと、完封した王者トクトバキエフの強さへの称賛か、不完全な形でおわった戦いにも関わらず、会場は大歓声だった。

【勝者 選手データ】(2022年1月20日現在)


ヌルラン・トクトバキエフ(Nurlan Toktobakiev・キルギスタン)
階級:ライトヘビー
身長:189cm
戦績:14(5KO8一本)51分(TAPOLOGY参照)

▶︎次ページは【動画】激しい打ち合いから“もう無理!”とまさかの戦意喪失!?

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