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2017年5月度・格闘技MVPはボクシングの比嘉大吾「今後は井岡さんと戦いたい」

 毎月イーファイトが取材した大会の中で、最優秀選手を決める格闘技月間MVP。2017年5月のMVPは、同月20日の有明コロシアムで、WBC世界フライ級・新王者となった比嘉大吾に決定!(2017年6月16日UP)

PROFILE

比嘉大吾(ひが・だいご)
1995年8月9日、沖縄県出身
身長160.5cm
戦績:13勝(13KO)無敗
白井・具志堅スポーツジム所属
※詳細は選手名鑑へ

選考理由
1、「WBC世界フライ級王座をTKO勝ちで奪取」
2、「日本人初の全試合KO勝利で世界王座に就いた」
3、「まだ21歳と若く今後さらなる期待が持てる」

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ

 受賞された比嘉選手には、ゴールドジムより以下の賞品(プロカルシウム 300粒 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

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贈呈:ゴールドジム

MVP記念インタビュー
「精神的に追い詰められた状況で調整をやり抜けた自分と、あきらめた相手。この差が根気勝負になった時に出ると思った」

■試合前はパニック障害になったが耐え抜いた

 比嘉の強さは何より”勢い”だ。「ヤマトンチュ(本州の人間)に負けるな!」という琉球魂に基づく好戦的スタイルで、ためらいなく強打を放ち続ける。これは師弟タッグを結んだ同郷・沖縄の国民的スター、白井・具志堅ジムの具志堅用高会長の「21歳」での世界王座奪取に並ぶ結果ももたらした。

 だが決戦まで1カ月半前の会見で具志堅会長は、安易に、比嘉に灸を据えている様子でもない口ぶりでこう語っていた。

「いま戦ったら負けるよ」

 挑戦の決まったWBC世界フライ級王座に就くファン・エルナンデス(メキシコ)は、2011年に井岡一翔(井岡)に敗れたものの、以降は安定感を高めたハードヒッター。ことさら比嘉に対しては、技術力で圧倒的なアドバンテージを持って見えた。戦績は34勝(25KO)2敗。

 比嘉はこれに劣るというよりも未知数が多かった。13戦13勝(13KO)という満点レコードは、力量をはかるには不十分で、そのダイナミックなボクシングをどう判断するべきか、メキシコの強豪と実際に拳を交えるまで誰も分からなかったのだ。

 比嘉自身、こう振り返っている。「自分、周りが思っているより、繊細なんです。今回の試合前はパニック障害になって、救急車を呼ばなきゃいけない状況だったんですけど、試合前にそうした騒動を起こすのはよくないと思って、耐え抜きました」

 パニック障害とは、突然激しい不安とともに胸がドキドキし、息ができない、締め付けられるなどの症状が出るもので、その症状は10分以内にピークに達し、数分から一時間以内に収まることがほとんどと言われている。

▶︎次ページはパニック障害の一因と勝てた理由

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