亀田興毅が万博キルギス館アンバサダーに!大使とミット打ちパフォーマンスも
7月2日(水)13時から14時まで、大阪・関西万博コモンズAキルギスパビリオンにて、『3150×LUSHBOMU』ファウンダーの亀田興毅氏による大阪・関西万博キルギス共和国館アンバサダー就任発表記者会見が開催された。亀田氏は駐日キルギス共和国特命全権大使エルキンベク・オソエフ氏とともに登壇し、両国の友好関係とスポーツ交流の発展について語り合った。
アンバサダー就任の背景と意義
オソエフ大使からは、亀田興毅氏のアンバサダー就任に至った経緯について詳細な説明があり、大使は、亀田氏が元3階級制覇のボクサーとして日本国内で高い影響力を持っていることを強調し、その実績と知名度が評価されたことを明かした。
特に重要な点として、亀田氏がファウンダーを務める『3150×LUSHBOMU』がビシュケクアリーナで初のプロボクシング大会を開催することが決定しており、これが単なるスポーツイベントではなく、日本とキルギスの大きな友好イベントとして位置づけられていることが挙げられた。
さらに注目すべきは、亀田氏がキルギスに何度も足を運び、同国の文化や人々、スポーツについて深い造詣を示しており、この両国の友好とスポーツ発展の発信者として最適な人材として、アンバサダーに任命されたことが説明された。
亀田氏からは、「大変光栄な大役を拝命し、身が引き締まる思いです。ボクシングという言語を超えたコミュニケーションを通じて、両国の友情を深め、国際交流の成果を世界に発信し、スポーツが持つ平和と友好の力を証明したいです。そして、キルギスという国が持つ多くの魅力を私からも日本の方々に発信していければと思います」との力強いコメントが寄せられた。
キルギスのスポーツ文化と交流の展望会見では、キルギス国内のスポーツ事情について詳しく紹介し、 オソエフ大使は、キルギスで人気のスポーツとして伝統競技「コクボル」を挙げ、その魅力について説明した。また、レスリングやボクシングなどの格闘技も非常に人気が高く、中央アジア地域の選手たちが国際舞台で活躍している背景についても言及された。
亀田氏は実際にキルギス国内の練習施設を見学した経験を踏まえ、元世界ライトヘビー級4団体統一チャンピオンのディミトリー・ビボルが練習を積んだ標高1500メートルに位置するタムガ村のジムなどの視察結果を報告し、今後、中央アジアや日本の選手の高地トレーニング施設の建設構想を発表した。そして、自らの視察を踏まえ、キルギスにプロボクシング文化が発展する大きな手応えを感じていることを表明し、今後の両国のボクシング交流への期待を語った。
キルギス文化の魅力発信
会見では就任発表にとどまらず、キルギスの文化紹介、グルメ体験、ボクシングデモンストレーションなど、多彩なプログラムが展開された。
キルギスの食文化紹介として、キルギスパビリオンで大人気となっている「白いハチミツ」が会場に持ち込まれ、その特徴について詳しく説明した。
オソエフ大使によると、「この白いハチミツは標高の高い山岳地帯に自生する特定の植物が蜜源となっています。特に「エスパルセット(イガマメ)」や「ホーリークローバー」といったマメ科の植物から採れる蜜は、ブドウ糖の割合が他の蜂蜜に比べて多いため、自然に結晶化しやすく、その結果として独特の白い色と固まる特性を持っています」と語った。
亀田氏による試食も行われ、その味わいもまろやかで、ラスクやパンとの相性もいいとコメントを寄せた。大使からは白いハチミツ以外にも、日本の方にぜひ味わってほしいキルギスグルメについて紹介があり、文化交流の幅広い可能性が示された。
また、ボクシング経験者でもあるオソエフ大使によるミット打ちデモンストレーションが実施された。
これは7月20日開催予定の『3150×LUSHBOMU vol.7 in キルギス』のPRと成功祈願を込めて行われ、元3階級世界王者の亀田氏がミットを受けた。約30秒間のデモンストレーションを終えた後、亀田氏は大使のパンチを受けた感想として、「カタオモ!さすが中央アジア、体幹の強さが伝わるパンチでした」とコメントし、その実力を評価した。
オソエフ大使も、「亀田ファウンダーに3150×LUSHBOMUの成功のための気合は伝えられたので、ぜひ大成功してほしい。亀田ファウンダーならキルギスと中央アジアの皆様にボクシングというスポーツの魅力を必ず伝えていただけると思います」とエールを送り、両者の親密な関係性とスポーツを通じた国際友好の象徴的な場面となった。
今後の展望と『3150×LUSHBOMU vol.7 in キルギス』
質疑応答の中で、キルギス大会を実施するのに最も大変だったことを聞かれた亀田氏は「なんでも昔から新しいものを作っていくことが、子供の時から当たり前のようにやってきたので、そこに関して抵抗はなかったです。果たしてこれが成功するかも、まだ分からないですけどね」とコメント。
また、アンバサダーに就任した感想については「責任を持って大役をしっかり全う出来るように、ボクシングを通じてキルギスを1人でも多くに伝えていきたいと思います」と答えた。
会見の締めくくりでは、今後の活動について両氏からコメントが寄せられ、7月20日にキルギス・ビシュケクアリーナで開催される『3150×LUSHBOMU vol.7 in キルギス』について改めて両国の思いが伝えられた。
このイベントは、ボクシング大会を超えて、日本とキルギスの文化交流と友好関係を深める重要な機会として位置づけられており、スポーツが持つ平和と友好の力を世界に発信する場となることが期待される。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・健文トーレス「敬意を払いながらもぶん殴る」暫定王者ヒメネスとキルギスで激突=7.20
・元TOKIO山口達也が“キレキレ蹴り&パンチ”!「身体能力半端ない」プロ格闘家も驚愕
・豊満ラウンドガール”抱きつき”ボクサー、”ボコボコ”KOでベルト奪取!京口戦後に階級上げ
・2階級王者・京口紘人が引退、海外からも惜しむ声「超盛り上げファイター」「彗星のように躍進した」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!