2022/04/01（金）UP
（最終更新：2022/04/02 11:35）

マッスルポーズを決める那須川

　4月2日（土）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『Cygames presents RISE ELDORADO 2022』出場選手の公開計量が、1日（金）都内で行われた。
　メインイベントのバンタム級（-55kg）で対戦する、RISEファイナルマッチに挑む、那須川天心（23=TARGET/Cygames）は54.80kg、風音（23=TEAMTEPPEN）は54.90kgで共に契約体重をパスした。

【フォト】“RISEファイナルマッチ”に挑む那須川がマッスルポーズ！

　那須川は右が黄色、左が緑色と2色の奇抜なヘアースタイルで登場。仕上がった身体で計量パスのコールを聞くとマッスルポーズを決めた。

会見に出席する那須川

　那須川は、殺気漲る雰囲気とは裏腹に、その声はいつもと比べると枯れ気味の状態。「RISEは計量が昼にあるので、当日ギリギリに落とした。だからこういう感じになっている」と説明。回復もすぐにできるので、2時間程度で一気に4kgを落としたという。

　冒頭から那須川は「この期間あっという間だった。非常に毎日刺激があって楽しくて。テッペンジムでこれまで練習してきましたが今回いろんなところに行って、刺激があって楽しかったです。いろんな選手に会いました。自分は恵まれてるなと思って、最後の舞台に立てるのも皆さんのおかげだなと思いました。試合の結果を伊藤会長にしっかり届けたいので気合100%でいきたいと思います」と、感謝の気持ちがあふれんばかりの様子。

会見に出席する風音

　対戦相手である同門の風音に対しては「毎回受けて立つ立場は変わらないし、対戦相手の1人として見ているので変わりはない」といつもの戦いと変わりないとサラリ。それよりも、那須川が求める“チャレンジしキラキラする人間”は常に“攻めている”と、今回の試合のテーマを、同門との戦いというより、自身の攻め姿を魅せることに重きを置いているようだ。

　昨年9月のRISE−53kg級トーナメントで那須川とも競り合った志朗を判定で破って優勝し、同門である那須川との対戦チャンスを手にした風音は対照的な雰囲気。「ほんまにこの試合が決まってから、一日一日が戦いやったんですよ。それを明日解放させるだけです」と淡々と語る。

同門対決の那須川vs風音

　続けて「（トーナメント時と比べて）確実に数段強くなっている。（自分の）殻を破れたと思っています。不可能なんてこれっぽっちもないのを明日見せる」と、大会のエンディングを那須川勝利で終わらせる気持ちは微塵もない。

　那須川は最後に「約7〜8年RISEで戦ってきましたけど、明日がRISEでの戦いは最後なので、僕がデビューからずっと支えてくれたRISEの舞台でしっかりと勝って、お別れを告げたい。みんなの前でRISEで戦う那須川天心を最後、見せられたらと思うので注目してください。生半可な気持ちで試合しないので、しっかり殺します」と、この試合にかける強い思いを語った。

　果たして、那須川はRISEラストマッチでどのようなパフォーマンスを見せるのか。風音は一矢報いるのか。

▶︎次ページは【フォト】“RISEファイナルマッチ”に挑む那須川がマッスルポーズ！=前日計量