WWEプロレスラー中邑真輔の“武道の極意”「身体の使い方は普遍的。つねに考えて動いています」
米プロレス団体WWEで活躍する中邑真輔が、17日、柔術道場のカルペディエム三田において、UFCファイターの風間敏臣と柔術トレーニングの様子を公開。2人は、WWEとUFCという巨大組織のトップ戦線で戦っているが、ともに刺激を受けたようだ。とくに中邑は、柔術だけではなく伝統派空手も習っているようで、道着を着ることの大切さを囲み取材で明かした。
中邑は、道着を着た感想を聞かれると「普段からジムで道着を着ているんですよ」と明かし、柔術や空手の練習をしていることを説明した。
その理由について中邑は、「年間100何試合を超えることがあると、どこか身体に不調があったりするんですが、道着に着替えて柔術をしたりグラップリングをすると基本に戻れる。僕は、キャリアの中で新日本プロレスの道場で練習した期間と同じくらい和術慧舟會RJWで過ごして来ました。一つひとつの基本の動きをすることで、今自分の身体がどんな状況にあるのか確認することができる」という。
プロレスと武道は違う競技ではあるが、身体を使うことは同じ。自身の原点ともいえる武道が、プロレスの動きに影響を与えているようだ。
風間は、中邑と柔術のスパーリングで肌を合わせてみて、その柔軟性に驚いたといい、「なぜ、そんなに身体が柔らかいのでしょうか?」と疑問をぶつけた。すると中邑は「ヘビー級の中だと力で戦うと不利を感じることがあって、スピードと相手を封じ込める細かいテクニックが必要になります。それを高めていっている感じです」と答えている。
力がある相手に剛で対抗するのではなく柔で制す、武道の動きが原点にあることがうかがえる。
また中邑は、「技術を磨く、鍛錬をする、稽古をすることが自分の生活の一部になっています。伝統派空手を始めて3年経って黒帯まであと一歩のところまで来ていますし、柔術も新しい技術は生まれつつも、身体の使い方は普遍的なことがある。体重を使うか、小さな骨格を使うか、つねに考えて動いています」と語り、激しい動きに耐えられるのは、日々の武道の鍛錬があるからと説明した。
最後に中邑は、「頭で考えながら柔術やグラップリングをするんですが、身体だけではなく頭の部分も汗をかいています。一番は身体のコンディション作り、あとは心の部分を整えるようにしています」と武道が大事な役割をはたしていることを明かした。
意外なところで風間との柔術交流を見せた中邑だが、じつは武道でつながっていたようだ。
▶次ページは、【フォト】中邑真輔が柔術スパーで見せた武道の動き
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