【グローリー】-85kg級は清水が優勝、Dykiワンマッチで勝利
グローリー・スポーツ・インターナショナル
「Road to GLORY JAPAN -85kg」
2013年5月3日(金)東京・有明コロシアム
▼第6試合 Road to GLORY JAPAN-85kgトーナメント決勝戦 3分3R
○清水賢吾(極真会館/RISEヘビー級王者)
判定2-0 ※30-27、28-28、30-27
●マグナム酒井(士道館士魂村上塾/MA日本キックボクシング連盟ヘビー級王者)
※清水がトーナメント優勝。
決勝戦は、松本との“事実上の決勝戦”と言われた1回戦を制したマグナムvs現RISE王者・清水という顔合わせとなった。
1R、プレッシャーをかけて前に出る清水。マグナムは右アッパーや左ボディを当てて、そこから顔面への右フックにつなげる。左フックで前に出る清水は、そこからミドルとヒザ蹴り。
マグナムも左ボディを当てて、左フックから右ストレートを当てる。ジャッジ2名が10-10のイーブン、1名が10-9でマグナムを支持した。
2R、マグナムが前蹴りをキャッチして左フック、右のパンチからコーナーに詰めて連打をまとめる。マグナムは清水の攻撃をかわして右アッパーと右フック。首相撲の攻防が続き、マグナムが左ミドルから左右のフックで攻勢に出る。
しかし清水が離れ際の右ハイキックを当て、マグナムがバランスを崩してダウン。すぐに立ち上がったマグナムだが、清水はパンチとハイキックで襲いかかる。これでジャッジは3名とも10-8で清水を支持した。
3R、清水が左ミドルとヒザ蹴りで前進。マグナムも突き放してハイキックを飛ばし、左ボディから顔面への左フック。パンチで前に出るマグナムを清水がヒザ蹴りで迎え撃つ。このまま試合終了となり、ダウンを奪った清水が判定勝利し、トーナメントを制した。
▼第5試合 スーパーファイト 55kg契約 3分3R
○Dyki(TARGET/RISEバンタム級王者)
KO 1R1分21秒 ※右フック
●ジャン・ヨンホ(韓国/TEAM JOJO CMA KOREA)
フジテレビ系で放送されている『テラスハウス』出演で話題のDyki(宮城大樹)がGLORYに初参戦。今回は3月に第3代RISEバンタム級王者になって最初の試合となる。
対するヨンホは2月24日の『GLADIATOR 51』にて、GLADIATORキック・ライト級(-63kg)王座決定戦で1RにTKO負けを喫した選手。今回は55kgの契約体重でDykiと対戦する。
1R、左フックとミドルで前に出るDyki。ヨンホもアグレッシブにパンチとミドルで前に出るが、Dykiが右フックを一閃!
これでヨンホがばったりと倒れ、Dykiがド派手なKO勝利を収めた。
▼第4試合 スーパーファイト 60kg契約 3分3R
○稲石竜弥(team OJ/APKF/元NKBフェザー級6位)
判定2-1 ※30-29、28-30、30-28
●“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者)
1R、軽快なステップを使い、構えをスイッチしながらパンチで前に出ていく稲石。竹内は前蹴りで距離を取ろうとするが、稲石はパンチで距離を詰めて首相撲に持ち込む。
さらに稲石は竹内をロープに詰めてパンチから左ミドル、左右のフック、バックキックまで繰り出す。馬力を活かして前に出続ける稲石だったが、竹内も右のパンチをカウンターで当ててパンチで打ち合う。ジャッジは1名が10-9で竹内、2名が10-9で稲石と割れた。
2R、足を使って距離を取り、パンチを当てて組みつく稲石。これを繰り返す稲石に竹内は得意のパンチを当てることが出来ない。残り1分、稲石はジャンプして二段蹴り。竹内が右フックを当てる場面があったが、稲石も左フックを返して首相撲に持ち込む。このラウンドのジャッジも10-10、10-9(竹内)、10-9(稲石)と割れた。
3R、下がってミドル・前蹴りを出す稲石。竹内はそれをキャッチして左フック、パンチのプレッシャーをかけていく。稲石は距離が離れると蹴り、詰まるとパンチから首相撲に持ち込み、ペースを握らせない。
最後は何とか竹内が打ち合う場面を作ったものの、首相撲を駆使して竹内のパンチを封じた稲石が判定勝利を収めた。
▼第3試合 Road to GLORY JAPAN-85kgトーナメント1回戦 3分3R
○清水賢吾(極真会館/RISEヘビー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-27
●新村優貴(TEAM CLIMB/RISE G-BAZOOKA TOURNAMENT2006無差別級トーナメント準優勝)
※清水が決勝戦へ進出。
新村は2006年にRISE G-BAZOOKAトーナメントで準優勝。近年では“悠羽貴(ゆうき)”のリングネームでDEEPを主戦場に総合格闘技でも活躍している。一方の清水は極真会館の所属で、昨年10月に第3代RISEヘビー級王座に就いた。
1R、ガードを下げた構えからジャブとローを蹴っていく新村。清水はガードをしっかりと上げてローを蹴って前に出る。清水がジャブ・左フックを打つと、そこに右のパンチをかぶせる新村。残り30秒、プレッシャーをかける清水が右ストレートから左フック、新村は首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。ジャッジ2名は10-10のイーブン、1名は10-9で清水にポイントをつけた。
2R、清水がジャブとヒザ蹴りで前に出る。新村も右のカウンターと左ボディを当てる。距離を取ろうとする新村を左のパンチで追いかける清水。新村はそこにジャブ、右ローを当てる。清水が右ミドルから左フック、ロープを背負う新村だったが首相撲に捕らえてヒザ蹴りを見せる。このラウンドもジャッジ2名が10-10でイーブン、1名が10-9で清水のラウンドとした。
3R、清水が右ローを連打。新村はすぐに首相撲に捕まえてヒザ蹴りを入れる。ボディから顔面にパンチを散らして、首相撲に持ち込む新村。
清水は左右のフックを振って前進、左ミドルを蹴る。新村もコンパクトなパンチ、ヒザ蹴りを当てるが、清水は下がらない。最後は清水が左ミドルで前に出て、試合終了。判定で新村を振り切り、マグナムとの決勝戦に駒を進めた。
▼第2試合 Road to GLORY JAPAN-85kgトーナメント1回戦 3分3R
○マグナム酒井(士道館士魂村上塾/MA日本キックボクシング連盟ヘビー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-29、29-28
●松本哉朗(まつもと・としお/目黒藤本ジム/新日本キックボクシング協会日本ヘビー級王者)
※マグナムが決勝戦へ進出。
これまで何度か試合が組まれながら、負傷や諸事情で流れていた両雄の一戦が、GLORYのトーナメント1回戦でついに実現。マグナムはMA日本キック、松本は新日本キックでヘビー級王座を保持しており、“事実上の決勝戦”とも言える一戦だ。
1R、いきなり飛びかかっていったマグナム。松本は落ち着いてそれを捌く。ミドルの蹴り合いから、マグナムをロープに詰めた松本がパンチから飛びヒザ蹴り、ボディブロー。
マグナムもボディブローを返して右ストレートを当てる。ジャブから右ローのマグナム、松本もジャブから右アッパー、左の蹴りがローブローとなり、試合が一時中断となった。
残り30秒、プレッシャーをかけていくマグナムが右ストレートから左ボディと左アッパー。松本も右ストレートを当てて前に出る。このラウンドはジャッジ2名が10-10のイーブン、残り1名は10-9で松本を支持した。
2R、パンチから組む攻防が続き、マグナムが奥足ロー。松本は左ミドルを蹴り返す。右ストレート、ジャブから右ローの松本。マグナムはそれをブロックして右ローにつなげる。松本はガードを固めるマグナムに右アッパー。前蹴りで距離を取ってローを蹴るマグナム。松本はパンチと飛びヒザ蹴りで前に出て、終盤、お互いのパンチが激しく交錯する。ジャッジ1名が10-10でイーブン、残り2名は10-9でマグナムにポイントをつけた。
3R、ジャブを突いて前に出ていく松本。マグナムもジャブと左ミドル、左ボディから右フックを当てる。さらにマグナムは手数を増やして右アッパー、松本もジャブから右フック、右アッパーにつなげる。
マグナムはガードを固めて、パンチをかわしながら松本に組みつく。残り1分、松本はマグナムのガードをこじ開けんとパンチからロー、右アッパーや左フックを打ち込んでいくがクリーンヒットはない。マグナムもパンチとハイキックで前に出て、松本をロープまで詰める。
判定は3-0でマグナムの勝利、松本との接戦を制して決勝に駒を進めた。
▼第1試合 スーパーファイト 70kg契約 3分3R
○廣野 祐(NPO JAPAN/J-NETWORKミドル級暫定王者)
判定2-0 ※29-28、29-29、29-28
●ダニロ・ザノリニ(志村道場/HEATキックルール・ミドル級王者)
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