【GLORY】ロスマレンが盤石の強さで2度目の防衛に成功
▼ライト級 5分3R
○ジョシュ・ジョンシー(25=カナダ/GLORYライト級10位)
判定3-2 ※29-28、28-29、28-29、30-27、30-27
●ストヤン・コプリフレンスキー(23=ブルガリア/GLORYライト級4位)
コプリフレンスキーは昨年9月にGLORY参戦を果たした新鋭。デビュー戦は落としたものの、同年12月の4人制ライト級トーナメントで優勝し、同階級で4位にランクインした。
対するジョンシーは2014年5月からGLORYに参戦。同団体でこれまでに6勝(5KO)5敗の戦績を収め、現GLORYライト級王者シッティチャイ・シットソンペノーンや、K-1 WORLD MAX 2009・2010世界王者ジョルジオ・ペトロシアンとも拳を交えている(いずれも判負け)。
試合は1R開始直後からハイレベルなコンビネーションの応酬に。両者ともさまざまな角度から正確かつ強力なパンチを叩き合い、しっかりと蹴りにもつなげる。打撃のスピードと多彩さ、それをノンストップで繰り広げる両者に会場がどよめく。
2Rに入ると、パンチから最後は右ローにつなげてきたジョンシーは、右ハイと右飛びヒザ蹴りで意表を突く。この攻撃でコプリフレンスキーは左まぶたをカットして出血。
3Rも両者譲らぬ攻防が続く。コプリフレンスキーは左ジャブからの右ハイ、右ボディストレート、左前蹴りと流れるように浴びせる。対するジョンシーも手数を落とさず、コンビネーションにバックスピンキック、テンカオ、飛びヒザ蹴りを織り交ぜる攻めで対抗した。ジョンシーがスリリングな接戦を制し、再起戦を勝利で飾った。
▼ライトヘビー級 5分3R
○パベル・ズラフリオフ(34=ウクライナ/GLORYライトヘビー級暫定王者、同級2位)
判定5-0 ※五者とも30-27
●マイロン・デニス(29=アメリカ/GLORYライトヘビー級7位)
ズラフリオフは2009年8月のK-1 WORLD GP韓国大会で、グーカン・サキにワンマッチで判定勝ちしたこともある実力者。GLORYには2016年7月から参戦し、昨年7月には元GLORYライトヘビー級王者サウロ・カバラリを判定で破り、同級暫定王座に就いた。
対するデニスはMMAが本職で、UFCやベラトール(Bellator MMA)に次ぐアメリカMMAの第三勢力であるLFAで活躍。GLORYには2015年2月に初参戦し、戦績は2戦2敗と未だ勝ち星を掴めてはいないものの、ライトヘビー級で7位にランクインしている。
1R、序盤は両者が単発ながらも重たいパンチを交換。ローも織り交ぜて上下に散らすデニスだが、ズラフリオフに右ミドルをキャッチされ、直後にガードの隙間から右ヒザ蹴りを顔面に突き刺されてしまう。ズラフリオフはデニスが右フックを放とうと振りかぶったところに、左ショートフックをカウンターで巧く合わせ、終盤には強烈な左ボディも叩き込む。
2R、早々に両者が右フックを相打ちさせると、その炸裂音に場内がどよめく。デニスはガードを下げて挑発し、ズラフリオフが左ミドルを返してくると右フックで顔面を狙う。しかし、ズラフリオフはデニスの前進に絶妙なタイミングでテンカオを合わせ、終盤には左ジャブからの右フックや右ストレート、さらに左ボディと左ミドルで畳み掛ける。
3R、ズラフリオフの攻勢は変わらず、デニスは強烈な左右フックと左ボディを何度も被弾。ズラフリオフはデニスの左右フックカウンターをスウェーやバックステップでかわし、鋭い踏み込みから右アッパーを炸裂させる。これでデニスはよろめき、追撃の左フックや右ストレートを浴びるが、最後まで倒れなかった。
デニスのタフさに手を焼いたはものの、有効打を重ねたズラフリオフがジャッジ全員からの支持を受けて判定勝ち。ズラフリオフは正規王者アルテム・ヴァキトフとの王座統一戦を待つこととなった。
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