【NJKF】わずか112秒の秒殺KO劇、畠山隼人がWBCムエタイ統一王者に!☆SAHO☆はムエタイ強豪を破りS1世界タイトル獲得
▼トリプルメインイベントⅡ S1女子世界バンタム級王座決定戦 2分5R
〇☆SAHO☆ (闘神塾/S1女子日本バンタム級王者)
判定3-0 ※49-48、49-47、50-46
●ロックナム・コーコムクラム (コー・コムクラム/WPMF女子世界バンタム王者)
☆SAHO☆は、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、これまでキック・ムエタイルールで3本のベルトを獲得している。対するルックナム・コーコムクラム(タイ)はWPMF女子世界バンタム王者でパンチ主体に前へ前へと出ては打ち合う好戦的なファイトスタイルの強豪。
2020年に、ムエタイのタイトルであるS1女子日本王座を獲得した☆SAHO☆は、世界戦が予定されてきたがコロナ禍により相次ぐ中止を余儀なくされ、今回ようやく実現となった。悲願の世界タイトル獲得なるか。
1R、☆SAHO☆はロックナムのミドルキックを合わせて、左右のパンチでいきなり追い込んだ。ロックナムは前蹴り、ミドルキックで攻撃を組み立てる。☆SAHO☆は、パンチ連打で何度も追い込む場面を作った。
2R、☆SAHO☆はロックナムのミドルキックに合わせて、パンチ連打を繰り返す。なかなか蹴れなくなるロックナム。☆SAHO☆はロックナムの蹴り足をブロッキングするなどテクニックも見せて優位に立った。
3R、☆SAHO☆は前蹴りを顔面にヒット。ロックナムは前へ出て首相撲の展開に持ち込む。☆SAHO☆はこの首相撲に付き合ってしまう。ヒザ蹴りをボディへ入れるロックナム。この展開で攻略するつもりなのだろう。ロックナムは何度も首相撲の展開へ持ちこんだ。
4R、☆SAHO☆はロックナムの蹴り終わりを狙ってパンチを打つ。だが、これに反応するロックナムは組んでヒザへ持ち込む。パンチを当てたい☆SAHO☆だが、ロックナムの首相撲に苦戦する展開に。有効打はないロックナムだが、ペースは作っている印象だ。
5R、☆SAHO☆は組まれるのを覚悟で、パンチを連打。ロックナムが組むが、☆SAHO☆はヒザ蹴りを打ち込む。☆SAHO☆は、この攻防を繰り返す。最後までヒザ蹴りの攻防がカギを握ったが、勝負は判定となる。判定は、3-0で☆SAHO☆が勝利をものにして新王者に。
新王者となった☆SAHO☆は、「こんな舞台を用意してくださって、ありがとうございました。世界チャンピオンになりたいとがんばってきて、何回も辞めたいと思って。でも、みんなのおかげでチャンピオンになれました。ありがとうございました」と挨拶した。
▼スペシャルエキシビションマッチ3分1R
―HIRO YAMATO (大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
エキシビションマッチのため勝敗なし
―大田拓真(新興ムエタイジム)
※山浦俊一が体調不良で欠場し、大田拓真が出場するエキシビションマッチに変更。HIROがWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者、S1ジャパンJr.ライト級王者となる
WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者の山浦俊一(新興ムエタイジム)が体調不良で欠場。大田拓真が代理で出場し、エキシビションマッチを行った。なお、HIROがWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者、S1ジャパンJr.ライト級王者となる。
防具をつけて登場した2人は、激しめの攻防を繰り広げる。大田がパンチからローキックで攻撃すれば、HIROも同じ技で返す。大田がHIROの足をキャッチして転倒させると、HIROは苦笑い。今度はHIROが大田を転倒させて、大田が苦笑い。軽めのスパーリングとなったが、HIROは試合ができずに悔しかったことだろう。
不戦勝で3冠王になったHIROは、「みなさん意味が分かっていないと思いますが、僕も理解できないままにベルトを3つ手に入れることになりました。でも、大切なのはベルトの数ではなく、ベルトに恥じない試合をやっていくことだと思います。11月に名古屋で試合が決まりそうなので、応援してもらえる選手になります」と挨拶した。
▶次ページは、岩浪悠弥 vs.日下滉大 、岩橋伸太郎 vs.羅向
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