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ベイ・ノアが空手とキックで二冠達成「これからも二刀流でやっていきたい」=2018年4月ベストファイターインタビュー

 毎月イーファイトが取材した大会の中から決める格闘技月間ベストファイター賞。2018年4月のベストファイターは、4月21日(土)22日(日)東京体育館にて開催された極真会館『2018第35回全日本ウェイト制空手道選手権大会』で、強豪国ロシアの選手を退けて軽量級トーナメント初優勝を飾ったベイ・ノアに決定!(2018年5月21日UP)

PROFILE

ベイ・ノア
1995年8月20日、アメリカ・カリフォルニア州出身
身長178㎝
2018第35回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽量級優勝
J-NETWORKウェルター級王者
極真会館東京城北支部所属

選考理由
1、「全日本ウェイト制軽量級で初優勝」
2、「ロシア選手4名から勝利して包囲網を突破」
3、「極真空手とキックボクシングの二冠王に」

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ

 受賞されたベイ・ノア選手には、ゴールドジムより以下の賞品(プロカルシウム 300粒 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

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贈呈:ゴールドジム

ベストファイター記念インタビュー
「目指すは世界大会出場とRISE王座、これからも二刀流でやっていきたい」

■「何試合も勝って最後も勝つというのはこんなに嬉しいものなのか」

 4月のベストファイターに選ばれたのは、極真会館『2018第35回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の軽量級で初優勝を飾ったベイ・ノアだ。

 ノアはアメリカ・カリフォルニア州出身だが、1歳の時に日本に移住し、東京・板橋区の成増で育った。極真空手を始めたのは10歳の時で、数々の大会に出場したが、その名が格闘技界で知られるようになったのは空手家ベイ・ノアとしてではない。

 2016年5月に“ブラックパンサー”ベイノアのリングネームでキックボクサーとしてプロデビューしたノアは、J-NETWORKでのデビュー戦をKO勝ちで飾ると連勝を重ね、J-NETWORK2016新人王トーナメントで優勝。2017年8月20日には、J-NETWORKウェルター級1位・藤倉悠作との王座決定トーナメント決勝戦を制し、7戦無敗でJ-NETWORKウェルター級王座に君臨した。

 2018年2月からはRISEにも参戦し、3月には第2代DEEP☆KICK65kg級王者でRISEスーパーライト級4位の憂也を破り、現在プロ戦績は9勝(6KO)無敗。つまり、ノアの名前が知られるようになったのはキックボクサーとしての方が先だったのだ。

キックボクシングでプロ無敗を誇るノア

 それまでの空手家ノアは全日本高校生大会や西東京大会などに出場するも、ほとんどが準優勝で“銀メダルコレクター”と呼ばれていた。高校生の時に一度だけ地区大会で優勝したこともあるが、3人出場のトーナメントでノアはシード。決勝戦で同門の選手に勝って優勝というもの。一般部の大きな大会での活躍はなく、外部では全くの無名だった。

 しかし、キックボクサーとしての経験が思わぬ効果を生んだのである。プロデビューした2016年の11月に開催された『第48回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』に初出場したノアは、トーナメント2回戦で2012年第44回全日本選手権優勝のアレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)を破る大番狂わせをやってのけ、4回戦まで進出して新人賞を受賞。翌年の『2017第34回オープントーナメント全日本ウェイト制空手道選手権大会』では軽量級で決勝戦まで勝ち進んだ。

 フランシスコ・フィリォを始め、極真からプロキックボクサーに進出した選手は多いが、そのほとんどは空手で実績を残してからの挑戦。ノアは逆で、キックボクシングでチャンピオンになってから空手で活躍し始めたのである。

 そして迎えた今回の全日本ウェイト制選手権大会。今大会は例年の単独開催とは違い、総勢2000名を超える選手が世界各国から集まって行われた『2018国際親善空手道選手権大会』と同時開催となり、そのため全日本選手権大会でありながら、外国人選手が多数出場して国際大会の様相を呈した。

 ノアが出場した軽量級は71名と4階級のうち最多人数が出場し、日本選手が最も多かったがベスト4に残ったのは3名がロシア勢。国内支部所属選手はノア1人だけでロシア包囲網という状況だったが、ノアは「面白くなってきた、と思いました」とポジティブな気持ちでいられたという。

「楽しみの方が大きかったです。試合前のウォーミングアップのコンディションが良くて、気持ち的にも凄く調子がよく、楽しみな感じでした。スタミナ勝負になっても負ける気がしなかったんです。自信がありましたね。昨年準優勝しているというプレッシャーもありませんでした」

 ただし、そういう状況になることは予想していなかった。

「驚きました。ロシア選手が強いのは知っていましたが、あんなに勝ち上がって来るとは予想しておらず、同門の城北支部や城西支部の選手が上位を占めると思っていました。ロシアは他の階級では強い選手の名前を聞きますが、軽量級ではそれほどでもないと思っていたので、凄く強くてビックリしました。今回のトーナメントでは6人と対戦したうちの4人がロシア選手でした」

準決勝のアリストフ戦

 準決勝で対戦したアレクサンダー・アリストフ(21=ロシア)とは、昨年のウェイト制でも準決勝で対戦し、延長戦判定5-0でノアが勝っている。

「一発一発の突きの重さがあり、攻撃力が軽量級の中ではダントツにありました。でも一度対戦してどんなタイプかは分かっていたので、怖さはなかったかもしれません。実は大会初日から彼とは何回かアイコンタクトをとっていたんです。“また準決勝でやろうよ”という感じで。お互いに言葉が分からないので喋らなかったですけれど、意識し合ってはいました。それがあったから試合は楽しかったです」

決勝のユヌソフ戦

 今回の対戦では延長戦に行くことなく、ノアが軽快なフットワークで距離を取っての下段回し蹴り、鋭く突き刺さるヒザ蹴りを駆使して本戦判定3-0で決着をつけて2年連続の決勝戦進出を果たした。決勝戦ではアリム・ユヌソフ(33=ロシア)と対戦。

「今回対戦した4人のロシア選手はそれぞれ違ったタイプだったのですが、ユヌソフ選手が一番強かったと思います。上段の蹴りが上手く、またタイミングよく相手を転倒させるなど、テクニックが秀でていました。1回危ない上段回し蹴りもありましたし、下段の一発一発も重かった。でも、やっていて噛み合った感じがしたんです」

 ノアはバックステップでユヌソフの下段回し蹴りをかわし、すぐに下段回し蹴りを返す。さらに突きとヒザ蹴りでのラッシュを仕掛け、判定4-0で優勝を決めた。勝利が決まった瞬間、初優勝にノアは顔をくしゃくしゃにして号泣。

「あの瞬間はもう凄く嬉しかったです。あそこまで感情が沸き上がってくる感覚はあまり味わったことがありません。今までトーナメントで最後に負けていたので、何試合も勝って最後も勝つというのはこんなに嬉しいものなのかと思いました」

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