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4月26日(金)東京・TDCホールで開催された『DEEP 62 IMPACT』にて、和田は中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)を1R2分10秒でKO。昨年12月の『DEEP CAGE』でドローに終わった相手との決着をつけ、DEEPバンタム級王座次期挑戦者の資格を手に入れた。和田の軽量級離れした強打の秘密とは?(取材日:5月2日)
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■第1章 あの右フックで倒そうとは思っていなかった
ーーDEEPフライ級次期挑戦者決定戦でのKO勝ち、おめでとうございます。
「ありがとうございます」
ーー再戦(両者は昨年12月の『DEEP CAGE』で対戦し、バンタム級タイトルに挑戦した実績もある和田が予想では有利とされていたが、結果は引き分けとなっていた)となりましたが、試合を振り返ってください。
「1RでKO勝ち出来ましたが、本当は5分3Rフルに戦うつもりだったんです。早い段階でパンチが当たったので、結果的には早く終わったのでよかったです」
ーーフィニッシュとなった打ち下ろしの右フックは序盤から多用していましたが、狙っていたのですか?
「元々、右フックが得意なんですが、中村選手は出入りが速いので前回の時は距離が足りなくて当たらなかったんです。今回は踏み込みを深めにして遠間から打つようにしたら当たりました。でも、もちろん倒す気持ちでパンチは打っていますが、あれで倒そうとは思っていなかったんです」
ーーそうだったんですか! 狙っていたのかと思いました。
「本当に3Rフルに使って、相手を削っていこうと思っていました。だから、これでKOしてやろうと思って放ったパンチではなかったんです。ただ、練習の時にコーチから、ジャブには右クロスを合わせられる危険があるという話をされていて、距離が開いて相手がフェイントをかけてきたら右フックでバッと飛び込む練習はしていました」
ーー前回の試合と今回の試合の違いは何でしたか?
「まず先ほど言った距離感。それと前回は、中村選手の打撃を警戒しすぎて後手になってしまったというのがありました。でも、一番デカかったのは試合までの取り組み方です」
ーー取り組み方とは?
「言い方は悪いんですが、前回の時は簡単にテイクダウンして上を取って勝ってやるよ、というノリだったんです。そこが上手く行かなくて、パンチも速かったし、思ったよりも強かったのでテイクダウン出来ませんでした。練習はもちろんちゃんとやっていましたし、ナメていたわけではないんですけれど、全然思った通りに試合が出来なかったので、今回は取り組み方、気持ちの入れ方が前回とは違ったと思います」
ーーこれでフライ級タイトル挑戦が決定したわけですが、王者の元谷友貴(CB IMPACT)選手にはどんな印象をお持ちですか?
「あまり試合を見たことがないんですが、前蹴りが上手い選手と聞いています。あと他の選手があまりやらないことをやってくるそうなので、そこは気をつけたいと思います。映像は多少見たことがありますが、生では試合を見たことがないので、研究はこれからですね」
ーーリング上で「元谷君は強いけれど、僕の方が多分強い」と言われていましたが、あまり見たことがなかったんですね。
「あ、そうですね(笑)。でも全く見たことがないわけではなく、研究する目で見たことがないということです。あと、勝つ自信はあります。今までやってきた相手が違いますからね。自分は前田吉朗さん、DJ.taikiさんとやってきましたから。これだけ強い人とやってきたことは自信になっているし、それで強くなってきたという気持ちが自分の中にはあります。その辺からパッと出てきたような選手には負けません」
ーー見方としては、プロデビューからわずか1年でとんとん拍子に王者になった元谷選手、苦労して上がってきた和田選手ということで、エリートvs雑草のイメージがあります。
「自分もそうだと思います ・・・
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