【RIZIN】堀口恭司「9秒KO」も山本“KID”徳郁の「4秒KO」越えられず残念
5月6日(日)マリンメッセ福岡にて開催された『RIZIN.10』のメインイベントにおいて、イアン・マッコール(33=アメリカ)を衝撃の9秒KOで降した堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)が試合後にコメント。
昨年行われた「RIZINバンタム級トーナメント」は全試合一本かKOによる完全決着で制したが、今年第1戦となるマッコールとの戦いではそれを上回るインパクトを残した。
堀口の師である山本“KID”徳郁が、かつて宮田和幸を相手に記録した秒殺(2006年5月3日、1R0分4秒)を思わせる勝利であったが、公式記録のノックアウトタイムは「1R0分9秒」。決着時間は当初「4秒」と伝えられたため、堀口も「KIDさんを意識したのに」と一瞬残念そうな表情を見せたが、ノーダメージでの快勝・完勝劇にその後は笑顔が絶えなかった。
試合はマッコールの左ストレートを堀口が距離を作ってかわし、2度目に放たれた左ストレートを右にヘッドスリップしながら左フック。これにマッコールは腰砕けとなってダウンし、堀口が追撃のパウンドに向かわんとしたところでレフェリーがストップした。
わずか9秒の試合であったが、堀口は「体感としてもっと長かった」と濃密な駆け引きや心理戦があったことをうかがわせ、「1回かわして、いつ来るかは分からないけど、もう1回左ストレートが来ると思ったので、それに合わせようと思って打ちました」と、最初の攻防がそのまますぐにフィニッシュの布石となったことを語った。
またパウンドへ行く前に試合が止められたことについて問われると、「(ストップは)早くないですよ、フラフラだったじゃないですか(笑)」と回答。十分な手応えがあったようだった。
試合後には「那須川(天心)くん、やろうよ。立ち技最強トーナメント、俺も出ますんで」と那須川との対戦と、RIZINで開催が計画されている立ち技トーナメントへの参戦を表明したが、「総合も大体打撃でやってるので、同じ感じでやろうと思ってます。(グローブの違いは)あまり関係ないです」「(同じMMAの中村優作がこの日那須川に敗れたが)自分はそうならない」と自信を見せる。
昨年、「日本の格闘技を盛り上げたい」とUFCからRIZINへ戦いの場を移した堀口だが、あえて立ち技に挑戦し那須川戦を打ち上げた意図を問われると、「日本を盛り上げるために、強いヤツとやりたいので」と、その姿勢をブラすことなく答えていた。
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