K-1王者 朝久泰央の兄・裕貴が9.20参戦、兄弟の強さは過酷な練習と心の持ち方、殺気を読む朝久流養我にあり
朝久兄弟の弟・朝久泰央(23=朝久道場)は7月17日に『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1ライト級タイトルマッチ~』で、王者ゴンナパー・ウィラサクレック(28=タイ)を下して新王者に輝いた。
次は兄・朝久裕貴(25=朝久道場)が9月20日開催の『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』に登場、ONEから移籍した元WBCムエタイ インターナショナル フェザー級王者のMOMOTARO(31=OGUNI-GYM)と対戦する。
裕貴は18年の世界カンフーの祭典『武林風WLF』-60kg級王座決定トーナメントで優勝を果たし、前戦は昨年11月のK-1福岡大会で武尊の盟友・大岩龍矢を圧倒し判定勝利している。
この兄弟の強さは何か、7月のイーファイトのベストファイター(GOLD’S GYM Presents)に弟・泰央を選び、先月福岡県にある朝久道場を訪れ、朝久兄弟と父の朝久篤館長に話を聞いた。
朝久兄弟は幼少より空手を始め、小学校高学年にはキックに転向、アマチュア時代は裕貴が上の階級であったため、裕貴が獲得したベルトを次年度では成長した泰央が獲得しにいく約束をしていたという。篤館長は、当時の練習について「雨風の凌げない公園などでもずっと練習をしていました」という。
朝久道場は厳しい練習を行う道場としても知られている。日々の稽古が始まる前の基礎トレーニングで、出稽古に来た選手が動けなくなってしまうほどだ。篤館長は「道場の練習がキツすぎて、2度と来なくなるファイターもいますね。基礎トレーニングで腹筋スクワット100回とかやってる時点でぐにゃぐにゃになってしまいますね(笑)」。
兄・裕貴は「前蹴りは1000本やっている。量も圧倒的に多いのかなと思います」とも語った。
その過酷なトレーニングもあり、泰央は試合が決まっていない際にも脂肪が削ぎ落とされた状態をキープしていると語る。「普段の練習で落ちるので、1kgくらいしか水抜きはしないです」とのことだ。20年3月にK-1王者・林健太とのノンタイトル戦では急遽のオファーでも飛び2段蹴りでダウンを奪うなどし、判定勝利できたのも、常に試合に出られる状態となっていることが理由だ。泰央は「朝久空手は実戦を想定したものなので、いつでも戦えるようにしている。試合が決まっていない状態でも戦えるようにしておくのが朝久道場のスタイル」とコメントした。
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