【極真会館】流派問わず”オープン”な全日本大会を共同開催、松井館長が極真系団体と話し合いの姿勢示す
極真会館(松井章奎館長)が新たな体重別の全日本大会『2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会』を6月4日(土)・5日(日)大阪府立体育会館にて開催する。
これは正道会館から独立した真正会(中本直樹代表)との共同開催だ。
松井館長は「中本代表との十数年来の信頼関係がベースとなり実現。極真会館と真正会の共同主催だが、オープントーナメント形式で行う」と語った。
ルールは極真会館のルールで、この大会はこれまで極真会館が開催してきた「全日本ウェイト制空手道選手権大会」を兼ねる。
松井館長は「オープントーナメントと標榜しつつも、内部的なつながりで出場しているのが現状。個々の団体がお互い尊重する関係を保ちながら内政には干渉せず、前向きに交流を重ねていく中で各々が発展できる場を作っていきたい。極真会館、真正会以外でも個々の団体が尊重し合える関係性であれば多くの団体・流派から多くの参加者を募っていきたい」と語った。
フルコンタクト空手界には(公社)全日本フルコンタクト空手道連盟(以下JFKO)があり、新極真会をはじめ、芦原会館や士道館、白蓮会館など300を超える流派・道場が登録する。元をたどれば極真会館から独立した様々な道場、団体が中心となりJFKOが作られたわけだが、松井館長の極真会館はJFKOに加盟していない。真正会の全日本大会にはJFKOの大会に参加する選手が参戦しているが、この大会も基本的にはJFKOの選手も参加可能だ。
ただし、前述の通り「それぞれの団体が尊重できる関係でなければいけない」(松井館長)とし、他団体や極真会館から分派した団体とも話し合う姿勢を示した。松井館長は15年4月の囲み会見で新極真会の緑健児代表とも話し合いを希望した経緯がある。実現はしなかったが「現在も当時と考えは変わらない」と語った。
なお、JFKOは加盟すれば大会に参加できる方式をとり、2013年の団体設立時には松井館長に加盟の案内を送った経緯がある。両団体の交流が実現することに期待したい。
【大会名称】
日本赤十字社 災害義援金チャリティー
『2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会 (極真会館第37回全日本ウェイト制空手道選手権大会を兼ねる)』
日程/2022年6月4日(土)・5日(日)
会場/大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
試合ルール/I.K.O.フルコンタクトルール
階級【男子】軽軽量級(-60kg)・軽量級(-70kg)・中量級(-80kg)・軽重量級(-90kg)・重量級(+90kg)
【女子】軽量級(-50kg)・中量級(-55kg)・重量級(+55kg)
共同主催/国際空手道連盟 極真会館、全日本真正空手道連盟 真正会
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