2022/11/23（水）UP
（最終更新：2022/11/23 11:02）

壬生狼一輝（左）とレオナ・ペタス (C)K-1

　12月3日（土）にエディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の[K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント]に参戦する壬生狼一輝（力道場静岡）が、第5代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタスと合同練習を行った。

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　壬生狼は2020年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、昨年月に無敗のままKrushバンタム級王座を獲得。しかし5月の[K-1バンタム級日本最強決定トーナメント]決勝で黒田斗真に初黒星を喫し、その後再戦でも敗戦。今年3月のKrushバンタム級初防衛戦で池田幸司に敗れて王座陥落し、3連敗を喫するも8月には峯大樹に判定勝利で連敗をストップさせた。

練習を行うレオナ・ペタス（左）と壬生狼一輝(C)K-1

　今回のトーナメントは日本人選手4名に外国人選手4名のワンデートーナメントで初代王座を争う。壬生狼の一回戦は19年6月のK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントにも出場したサンベル・ババヤン（アルメニア/TEAM CALVET）との対戦が決定している。

　合同練習を行ったレオナとは、レオナの弟の加藤虎於奈が壬生狼に一夜明け会見で「君、面白いね」と声を掛けたことから交流が始まり、壬生狼が東京に行く際にはレオナが所属しているLARA TOKYOに出稽古に行くこともあり、レオナも力道場静岡で深澤代表の指導を受けるようになり、9月のK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント前には週1で東京から通っていた。

壬生狼一輝（左）とレオナ・ペタス (C)K-1

　今回は壬生狼のサポートのためにレオナが力道場静岡で合宿を敢行した。レオナは、トーナメント用のアドバイスとして「僕が壬生狼に伝授した技はないんですけど、逆に僕が伝授された技があって。それが“壬生狼キック”です。今、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの与座優貴選手が使う“与座キック”が注目されてますけど、僕は壬生狼に“壬生狼キック”を使ってほしいですね」と言う。それは自身の“石の拳（＝右ストレート）”に匹敵するぐらい強烈な技なのだそうだ。

　壬生狼は「どういう技かは言えないのですが、食らった選手は悶絶するぐらい痛みを負う技です。昨年12月の黒田斗真後に深澤先生が開発して、8月の峯大樹戦では未完成で出していないのですが、今回のトーナメントに向けて温めておきました」「今90％まで仕上がっているので、試合までには100％の状態まで持っていくので大会当日楽しみにしていて下さい」と不敵に笑う。

K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント(C)K-1

　レオナは壬生狼を「目がいい。パンチをもらわない位置が分かっていたり、打たれ強い」と壬生狼のディフェンス力を評価する一方、「爆発力は欠けています。持っているモノは凄いのに頭を使った戦い方ができていない。試合になると駆け引きができないんですよ」などと指摘し「打ち合うだけじゃなくて、ちょっと機転を利かせれば倒せる。そういうところについて僕はアドバイスしてます」と実践的な戦略をアドバイスしている。

　所属する力道場静岡には同トーナメントに出場する石井一成も出稽古にきている。壬生狼は「一成君に優勝されたら（弟分の）僕が一番つまらない立場になる。逆に下馬評の一番低い僕が優勝した方が面白いことになると思うし、優勝しなきゃいけないと思います」とダークホースとしてのトーナメント制覇を宣言。

　レオナも「東京から静岡は近い距離じゃないし、K-1チャンピオンを静岡まで来させているわけだから、優勝してくれないと困る」と激励のメッセージを送った。

＜対戦カード＞
▼K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント・一回戦（4）/3分3R・延長1R
壬生狼一輝（日本/力道場静岡）
vs
サンベル・ババヤン（アルメニア/TEAM CALVET）

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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