【RISE】那須川龍心、塚本望夢へのリベンジに自信“RIZIN逆転勝ちで度胸ついた”=6.15大阪
6月15日(土)大阪・エディオンアリーナ大阪にて開催の『RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA』の[フライ級3分3R延長1R]で同級3位の塚本望夢(team BONDS/同級3位)と2度目の対戦をする那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級1位)が、5日、公開練習を行い、記者のオンライン取材に応じた。那須川は昨年末のRIZINのMMA初挑戦勝利で自信がついたという。
那須川と塚本は、昨年2月にRISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント準決勝で対戦し、この時は塚本が判定3-0で那須川を下している。今回は2回目の対戦となる。
公開練習で那須川は胴回し回転蹴りなど派手な回転系の蹴り技を繰り出して、調子のいいところを見せた。コンディションを聞かれた那須川は「今は疲労がヤバイ」と苦笑。試合10日前ということで、今週まで追い込むようだ。
那須川は塚本の印象について「どこのインタビューでも話しているんですけど、アマチュア時代から良くも悪くも変わっていないですね。パワーやパンチのキレや質は変わっていると思いますが、ファイトスタイルは変わってない」という。
試合展開は、「前回と同じように僕が追いかけて、塚本選手が回る形になるのでは」と予想。前回は判定負けとなったが、「その中で、自分のペースに持っていきたい。それができれば、スパッと倒せると思います」とまで言い切った。
今の那須川からは、絶対的な自信が感じられる。その理由について聞くと「自分の中で“あ、ここだ”というのがあって。それは、RIZINに出た後ですね。土壇場で逆転勝ちができたことで、気づかないうちに度胸がついたんだと思います」と明かした。
RIZINでのMMA初挑戦は、シン・ジョンミンに下からの腕十字固めを極められそうになるが、パウンド攻撃で逆転のTKO勝利。兄・天心と同じような展開での勝利に、会場が大いに盛り上がった。
今年3月の松本天使戦は的確に自分の攻撃を当て、判定3-0で勝利。那須川は「練習でやっていることが、ようやく試合で出せるようになってきた」と勝因を挙げた。
塚本戦をクリアすれば、数島大陸の持つフライ級タイトル挑戦が目の前に近づく。だが那須川は「そこは考えずに、一歩一歩、集中しながら目の前の試合に勝つだけです。タイトル挑戦はオマケみたいなものだと思って、今回戦います」と慎重な姿勢を見せた。
キック無敗のままボクシングに転向した偉大な兄との比較や変な期待がかけられなくなってきた龍心だが、それは新しい個性の誕生でもある。RIZINでの貴重な経験が、これからも龍心を大きく変えていきそうだ。
<那須川と塚本の近況>
那須川は22年8月よりフライ級に階級を下げて平山龍馬、吉田亮汰朗、KOUJIROに勝利。23年2月大会で塚本望夢に激闘の末判定負けも、相沢晟、JIN、龍太郎、そして今年3月に松本天志を破り4連勝中だ。昨年の大晦日にはRIZINでMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ちを収めている。
塚本は初代DEEP☆KICK -51kg王者の肩書きを持ち、デビューから6連勝をマークしたが22年4月、数島大陸に判定で敗れ初黒星。8月にKING TSUBASAを判定で破り、再起戦を勝利で飾り、ソンチャイノーイ・ゲッソンリットに判定負け。昨年2月に那須川龍心を破るも2月に松本天志に敗北。その後は、山川敏弘、酒井柚樹、JINを下してこちらも3連勝中だ。
▶次ページは、【フォト】那須川龍心、初MMAで大逆転勝利の瞬間
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