【GLORY】原口健飛、“絶対王者”ペットパノムルン攻略の鍵とは?作戦語る
7月21日(日・日本時間)オランダ・ロッテルダムのトップスポーツセントラムで開催される格闘技イベント『GLORY 93』のフェザー級タイトルマッチでは、原口健飛(26=FASCINATE FIGHT TEAM)が王者・ペットパノムルン・キャットムーカオ(29=タイ)に挑戦する。
囲み取材が18日都内にて行われ、原口は試合へ向け「前回と全く違うファイトスタイルでいく」と語った。
両者は過去に2度、RISEで21年と22年に対戦しており、どちらもペットパノムルンが判定勝利を収めている。今回は原口がGLORYへ乗り込む形だ。
原口は昨年3月、ジェレミー・モンテーリョに勝利しISKA世界ライトウェルター級王座を戴冠。7月はアンバー・ボイナザロフを初回KO、そして12月はエイブラハム・ヴィダレスにもKO勝利と3連続KO勝利で勢いに乗る。
対するペットパノムルンはムエタイ強豪で、前述の通り原口に2度勝利している。16年から参戦しているGLORYでは、18年にフェザー級王座を獲得。以降7度の王座防衛に成功している“絶対王者”だ。
原口は現在の心境を「2回負けてからペッチ(ペットパノムルン)のためにやってきたんで、ようやく辿り着いたなっていう気持ちです」とコメント。
改めてペットパノムルンの印象を聞かれ「唯一無二というかキックボクシングをさせてもらえない選手。やっぱ強いなと思うけど、チャド(・コリンズ)にも負けたりとか色んな試合が見れてるんでイケる」とその実力を認めながらも、自信をのぞかせる。
3度目の対決へ向けては「前回と全く違うファイトスタイルで、前回やったことを一切しないぐらいの感じで行こうと思ってる。もうボコボコ作戦、とにかく殴り続けるだけです」とファイトスタイルをガラリと変え、ボコボコ作戦で行くという。
今回が初の海外での試合となり、渡航経験もないという原口。それでも「日本でやるより全然イケる気がしますね。何も知らんからイケるかなと、アホになった方がいいかなと思って。あんまり食事も気にしないし、時差ボケはどうなるか分からないけど、環境にすぐ慣れるタイプなんで余裕だと思う」と全く気にしてない様子。
1週間前に現地入りする予定だといい、「RISE陣営も来てくれるし、通訳もいるので不安はない」とした。
イケイケな原口だが、冷静な分析も口にする。「ファンを獲得できるようなファイトスタイルでいきたいと思ってるんですけど、ペッチに勝つ事自体が歴史的なんでとにかく勝てばいい。5ラウンドしっかり戦う、動ける体は作ってます。殴り続けるのが今回のテーマ、あとは相手の攻撃を無視しようかと思ってる。全部に反応しすぎてカウンターばっかだと印象が悪い。無視するとこは無視して、やりたいことだけやる。その気持ちで戦おうと思ってます」とKOを狙うよりはフルラウンドを使い、豊富な手数で攻め立てることがペットパノムルン攻略の鍵になるということか。
また、先日のRISE大阪大会のリング上で挨拶した原口は「日本の総大将として戦う」と発言していた。改めてその真意を問われると「武尊君とか野杁君、海人君とか強い選手が負けちゃってるし、僕は一足先に(ペッチを)実感してるんで、(日本のトップ選手たちが)負けたからこそ自分しかいないのかなという気持ちが出てきて、そういう発言をさせてもらった」と説明。「だからこそ今回は日本のためにも勝ちたい」と力強く意気込んだ。
果たして原口は、ペットパノムルンを下して悲願のGLORY王座を獲得することができるか。その勇姿を見届けたい。
▶︎次ページは【動画】ペットパノムルンの強烈な蹴り!原口との激闘
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