【Krush】西京佑馬がライト級GP制覇、決勝は鮮烈左フックでKO勝ち！

2025/02/24（月）UP
（最終更新：2025/03/27 10:57）

▼第9試合 Krushライト級GP 2025・準決勝(2) 3分3R・延長1R
●天野颯大（キング・ムエ）
判定0-2 ※30-30、29-30×2
〇古宮晴（昇龍會）

　天野は、K-1甲子園2021 -60kg王者であり、本来はスーパー・フェザー級で戦うファイターだが、ライト級GP参戦。初戦は優勝候補の一角・児玉兼慎との延長に渡る激戦を制して、準決勝へ進出した。現在は6連勝中だ。

　対する古宮は、難聴のハンデがありながらK-1甲子園で実績を残し、ABEMAの格闘代理戦争で活躍。第6代DEEP☆KICK -63kg王者であり、初戦では永澤サムエル聖光にダウンを奪う完勝。準決勝に進出した。

　1Rから、天野が左ローやミドルを蹴りつつ、前に出ていく。古宮は左ジャブを突きながら、左ボディを打つ。天野はパンチを頭を振って交わすと、左フックを強打し、左ローまで繋ぐ。古宮は右ストレートのカウンター。

　2R、古宮がワンツーから左フックのカウンター。天野がどんどん前に出れば、古宮はカウンターの右ヒザ蹴りで迎撃する。天野はフェイントをかけながら、中に入ろうとする、古宮は左ボディ、カウンターフックで応戦する。天野は飛びヒザ蹴りの奇襲を仕掛ける。

　3R、前に出続ける天野は、パンチからローと攻撃を繋げる。やや遠い距離からハイ、前蹴り、カウンターの右フックを当て、的確なヒットを奪う古宮。終盤は打ち合いとなり、古宮は右ハイキック。天野も左ハイ、左右フック連打、古宮もパンチを返し、終了のゴングが鳴った。

　際どい判定となったが、攻撃のバリエーションを見せた古宮を2者が支持。古宮が判定勝ちで決勝戦へ進出した。

 

 

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▼第8試合 Krushライト級GP 2025・準決勝(1) 3分3R・延長1R
●昇也（士魂村上塾）
判定0-3 ※27-30、28-30×2
〇西京佑馬（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）

　昇也は、士魂村上塾で強靭な肉体とタフネスを誇るファイター。第4代Bigbangスーパーライト級王者の肩書を持ち、戦績は38戦と豊富だ。初戦では、元Krush王者・伊藤健人をKOして、準決勝へ上がってきた。

　対する西京は、若くしてKrushスーパー・フェザー級王者に輝くなど、注目を集める存在だったが、22年8月に里見柚己に敗北して以降、戦線から遠ざかっていた。昨年8月に復帰を果たして、2連勝。初戦では、粘る弘輝に判定勝ちを収め、準決勝へ進出した。

　1R、どんどん前に出る昇也は圧をかけていくが、西京がカウンターのアッパーやフックをヒット。昇也はパンチからローで前に出るが、西京のカウンターが随所で当たる。終盤には、西京が左フックがクリーンヒット、パンチ連打を見せ、昇也が倒れるが、ゴングに救われる。

　2R、序盤からどんどん前進する昇也に対して、西京は細かいパンチで応戦する。昇也もロー、パンチで西京を削りたいところだが、西京は的確に細かいパンチを当てて、主導権を譲らない。西京のアッパーやストレートを度々被弾するが、昇也は倒れない。

　3R、西京は相手の動きを見ながら、カウンターのヒザ蹴りやフックで昇也を迎撃する。左右フックで打ち合いを仕掛ける昇也だが、西京は冷静にカウンターで応戦し、攻めさせない。逆転を狙って前に出続けた昇也だが、西京からダウンを奪うことは出来なかった。

　ジャッジは3者とも西京を支持、西京が盤石な試合運びで決勝戦へ進出した。

▶︎次のページは古宮晴vs永澤サムエル聖光、天野颯大vs児玉兼慎

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