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【JFKO】加盟団体増加で空手2ルールの五輪化強調

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2015/05/16(土)UP

▲記者会見に出席したJFKO理事長の緑健児・新極真会代表(左)とJFKO会長の中谷元防衛大臣(右)

 5月16日(土)都内にて、全日本フルコンタクト空手道連盟(以下JFKO)が、空手界の現状と2ルールでのオリンピック種目化に関する記者会見を行った。

 JFKOはフルコンタクト空手のオリンピック種目化を目指して設立された組織であり、記者会見にはJFKO理事長の緑健児・新極真会代表、JFKO会長の中谷元・防衛大臣が出席し、フルコンタクトルール(直接打撃制)とノンコンタクトルール(寸止め)の2ルールで空手のオリンピック種目化を目指すことを強調した。

 中谷防衛大臣は「空手道がオリンピック競技化を目指す中で、ノンコンタクトの選手だけでなくフルコンタクトの選手たちにも活躍の場を与えていただきたいと思います。日々、稽古に明け暮れ、厳しい修練に打ち勝ってきた皆さんの競技レベルは、他の競技と同等以上の高いレベルにあります。空手のルールは2分されていますが、全ての空手競技者にノンコンタクトルールを強いるのではなく、2つのルールの採用によって空手を志す全ての選手にオリンピック参加の可能性を与えていただきたいと思います。世界中の国々でたくさんの方々がフルコンタクト空手をやっており、国内だけでも20万人、世界的にも100カ国2,000万人以上います。当然オリンピックの種目に入っても当然ではないかと考えております」とした。

 続いて、緑理事長は「(フルコンタクトとノンコンタクトは)全く別競技として約半世紀の競技史のある2つの種目を、どちらか一本のルールに競技を統括するのは不可能であると思います。1つのルールでオリンピック競技化を推進することになれば、空手界のまとまりの無さを露呈することになります。私たちは私たちが愛するフルコンタクト空手の価値を損なうことなく、国際スポーツ界での存在感をより強大にしていきたいと考えています。こうした考えを実戦する場としてオリンピックという場を認識していて、ノンコンタクトルールでの競技参加は私たちは希望していません。現行のフルコンタクトルールに近い形で子供たちを五輪の場で活躍させたいと願っています。こうした考えは日本国内はもとより、国際的なフルコンタクト空手の連盟で7割の賛同を確認しております(3割は極真会館・松井派など)」とフルコンタクト空手界が統一化されつつあることを強調した。

 複数の極真系国際連盟やロシア国内の極真連盟など、世界80カ国が加盟している極真世界連合(KWU:本部はスイス)の共同議長でロシア副首相のユーリ・トルトネフ氏も賛同しており、協力していくことで合意している。

 また、緑理事長は「2ルールでのオリンピック競技化の実現に向けてこれからも真っ直ぐに追求していきます。国際オリンピック委員会(IOC)に対しても空手界の現状や私たちの考えを伝える作業を進めていきます」と今後の方針を示している。

 なお、JFKOの昨年の第1回全日本大会には加盟236団体から男女計360名がエントリー。5月23日(土)・24日(日)大阪府立体育会館で開催される第2回大会では267団体から男子291名、女子84名の合計375名が出場し、昨年と同じく男女それぞれ4階級でトーナメントが行われる。

この会見の写真(全212枚)はこちら

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