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【K-1】林健太が“世界一臭い缶詰”に辛勝「一皮むけた」と成長に自信=公開練習(動画あり)

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2020/03/08(日)UP

スウェーデン人であるフォーク打倒のため“世界一臭い缶詰”シュールストレミングを平らげると宣言した林だが、手に持っただけで嫌そうな顔(c)K-1

 3月22日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~』に出場する第3代K-1 WORLD GPライト級王者・林健太(25=FLYSKY GYM)が6日公開練習を行った。

 林は2018年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝、その勢いをもってK-1 WORLD GPライト級に挑戦。王者の卜部功也を延長判定で破り、第3代ライト級王者となった。昨年8月にはデニス・デミルカプ、11月には金子大輝をKOで撃破。王者として貫録を増してK’FESTAに参戦する。

 林は当初中国のジュー・シュアイと対戦予定だったが、新型コロナウィルスの影響によりシュアイが欠場。代打としてWBCムエタイ・スカンジナビア ライト級王者の実績を持つキム・フォーク(28=スウェーデン)と対戦することとなった。

 今回林が公開練習の場に選んだのは公園。トレーナーのキヨソンセンと共に現れた林が手にしていたのは、”世界一臭い缶詰”として名高いスウェーデン産の発酵したニシンの缶詰「シュールストレミング」だった。

昨年11月に金子を倒した林の右フック

 前回の金子戦の前には、ミャンマーの過激な伝統格闘技「ラウェイ」のチャンピオンである金子への対策に、ミャンマーの激辛料理を平らげようと自信満々で臨んだ林。その時はあまりの辛さにギブアップしていたが、今回は「スウェーデンの強豪が何を食べて強くなっているのか、キヨとチームで原因を解明する」と課題を設定し、意気揚々とした様子を見せる。

 実際に缶詰に手をかけた林は、開ける時点からすでに腰が引けている様子。キヨソンセンに缶詰を開ける役割を押し付け、缶を開ける際に強烈な悪臭とそれを放つ汁を浴びたキヨソンセンをみて大笑いした。

「美味しい」と強がった林だったが、二口目を口に運ぶことはなかった(c)K-1

 しかし肝心の缶詰になかなか手が出ない様子から、前回同様に課題を完遂できないかと思われた矢先、覚悟を決めた林が缶詰の中のニシンをパクリと口に入れた。苦悶の表情を浮かべるも「美味しい」という強がりを見せた林。その後は絶対に手を付けようとしなかった林は「こんなもん食べとったら強なるわ、こんなもん無理や!」と悪態をつきながらも、ひとまずは辛勝と言える結果で課題をクリアした。

 改めて今回の対戦相手であるフォークについては林は「あの魚(ニシン)の方が怖い」と冗談を交えつつ「そんなに怖いタイプではない。でもあの魚を喰ってるとすればメンタルも強い」とタフな対戦相手であるという認識を示した。

トレーナーのキヨソンセン(左)を含めバックアップ環境は最高だという林(右)は、フォークを下しゴンナパー戦を実現できるか(c)K-1

 林はかねてから現Krushライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレックとの対戦を熱望している。その気持ちについては「ゴンナパー戦に向けて落とせないけど、ゴンナパー選手も4月落とせないと思う。みんな一戦一戦落とせないのには変わりはないので、今はゴンナパー戦に思うことはない」と、現在は目の前のフォーク戦に集中していると語った。

 今年に入ってからボクシング、ムエタイ、フィジカル、食事とそれぞれにトレーナーがついている恵まれた環境となったことを「ホンマに格闘家として最高の環境」と感謝の気持ちを見せた林。「あとは自分がどれだけやるか」と、全力で格闘技に取り組む覚悟を見せる。
 まずは目の前のフォーク戦。「世界一臭い缶詰も食べたことやし、また一皮むけた林健太を楽しみにしとってください」と自信を見せる。最高の環境で鍛え上げた実力を見せ、ニシン同様にスウェーデンの強豪を一気に飲み込むことができるか。

▼【動画】林健太が世界一臭い缶詰に挑む

☆3.22 K’FESTAの対戦カード、イベント日程はこちら

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