【RIZIN】久保優太「格闘技人生が左右される一戦」と覚悟、木下カラテ「あんまりナメるなよ」反骨心も
6月24日(土)に北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催の『RIZIN.43』の個別インタビューが22日、札幌市内のホテルで行われ、[RIZIN MMAルール5分3R(66.0kg)]で対戦する久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)と木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)が、二日後の決戦へ向けてそれぞれ意気込みを語った。
【フォト】木下、“強烈”右フック一撃KOの瞬間、久保が“爆肘”でKO動画
初代K-1ウェルター級王者の久保は、21年よりRIZIN MMAのリングへ。同年12月にはシバターと対戦するも腕十字で一本負けを喫し、試合後に八百長騒動へと発展。22年11月に禊の試合で奥田啓介をヒジ打ちの連打で初回TKO勝ち、MMA初勝利を飾った。今回は約7か月ぶりの参戦となる。
対する木下はフルコンタクト空手出身で、WKF極真世界大会で準優勝。19年に修斗でデビューし、前戦となる今年5月のDEEPでは右フックで1R KO勝利を収めている。
■木下カラテ「空手家からは“やり過ぎ”。でも、空手を背負う覚悟」
個別インタビューは木下から行われ、まずはリングネームに“カラテ”に質問が集まった。木下は「(所属の)大沢ケンジさんのYouTubeチャンネルに出演した時に決まりました。最初は“押忍(おし、しのぶ)”だったんですけど、この名前に決まってよかったです。空手を背負う覚悟があったので、よかったです」と説明した。ただし、空手家からは「やり過ぎ」という声もあったという。
久保に対しては、「テクニシャンというイメージですが、一発一発に力があると思っています。技巧派と思ってナメていると、危険ですね」と警戒する。同じストライカーだが、「久保選手はキック的で、自分は技の組み立て方のアプローチが違います」と似て非なるものだと分析する。
対戦カード発表会見で久保はKOを宣言したが、「自信があるのはいいこと。自分は、いつも自信があんまりないんで。でも、自信とかではないんですけど、あんまりナメるなよと言いたい」と反論した。試合内容については「やってみないと分からないですが、応援してくれている人が喜んでくれるような、気持ちがぶつかりあう試合したいですね」と木下。空手の技とスピリッツが、元K-1王者にどこまで通じるのか興味深い。
■久保優太「中堅選手をクリアして、上へ登っていきたい」
そして久保は、やや元気がない印象だったが「現在は明日計量があるんで、食べ物と飲み物のことばかり考えてしまいます」と減量が苦しいことを告白。裏を返せば、そこまでギリギリまで追い込んでやってきている印象を与えた。
木下については、「すごい打撃が強いと思いますけど、MMAキャリアも長い選手ですね。この選手は乗り越えないと未来はない。絶対に負けられないという思いです」と背水の陣で臨むことを明かした。
前回は初のMMA勝利を挙げた久保だが、「前回は自分の見せたいものを半分も出せなかったので、今回はもっと見せたい。まだMMAの1年生に満たないくらいで、1勝しかしていないので。これからが本当の登山に行く感じ。中堅選手をクリアして、上へ登っていきたい」と向上心をのぞかせた。
MMAの成長度については、「練習ではめちゃくちゃ強いと言われます。でも、練習と試合は違いますので。それを発揮できると、MMAでもトップを狙えると思っているので、そこを目指したいですね」と潜在能力を爆発したいという。
最後に久保は、「MMAは面白いというか、初めて海を泳ぐではないけど、これが水中なんだという発見がある。気づいたら極められているのが楽しいです。でも試合で結果を残さないといけないんで、格闘技人生が左右される一戦かなと思っているんで、結果を残します」と必勝覚悟で臨む姿勢を見せた。
RIZINデビューの木下とMMA2勝目を目指す久保の戦いは、生き残りをかけた試合になりそうだ。
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