2月27日(日)東京・後楽園ホールで開催さ れる『RISE 74』にて、小宮山工介(北斗会館)を挑戦者に迎えてRISEスーパーフェザー級タイトル3度目の防衛戦を行う板橋。抜群の安定感を持つ絶対王者は、空手 出身の若武者を退けることが出来るか!?(2011年2月21日up)
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■板橋VS小宮山はマグロとヒラメの戦い!?
ーー小宮山選手とのタイトルマッチが決定しました。今回は3分5R(通常のRISEルールは3分3R)で行われますが、3R制と5R制で戦い方は変わりますか?
「変わりますね。3R制はある程度最初からプレッシャーをかけていかないと、相手にペースを持っていかれるとそのままズルズルと行ってしまう可能性があります。
しかし5R制は1~2Rは相手を見ても、3~5Rで取ることが出来ます。3Rで1~2Rを見て相手に取られてしまったら、3R目を取っても負けてしまいますからね。その差は大きいと思います」
ーー体力と知力が試されるということですね。
「そう思います。試合の状況によって判断していかないと墓穴を掘る可能性も出てきますね。5Rをやり きるのか、倒しきるのか、そのバランスが難しい。ここで倒しに行ってもいいんだろうかという迷いも出てきます。3R制だったら、2R中盤でダウンを奪った としたら倒しに行けるじゃないですか。
でも、5R制の2R中盤でダウンを奪っても、ラッシュをかけて倒しきれなかった場合、残りのRでバテて引っ繰り返される可能性もあります。その辺が面白いですよね。最後までどうなるか分からないっていう」
ーー自分ではどちらが向いていると思いますか?
「筋肉のタイプからすると5R制だと思います。僕、短距離だと足が遅いんですよ。でも長距離だとまあ まあ走れるんです。筋肉には速筋(そっきん)と遅筋(ちきん)があるんですけれど、僕はどちらかと言うと遅筋タイプなのかなって思います。比率的には 100メートル走者は速筋タイプが多くて、マラソン選手は遅筋が多いそうですよ。
ヒラメとマグロなんです。マグロのように赤い筋肉は赤血球が多いので血がいっぱい巡るからスタミナが豊富、つまり遅筋です。ヒラメのように白い筋肉は収縮力が強いので一気に獲物を取るのに向いている、つまり速筋です。そういう違いがあるそうですよ」
ーーさすが、スポーツインストラクターですね!
「いえいえ(笑)。そういう面でもどっちが勝つか、興味深く見てください」
ーー空手の蹴り対策はしているんですか?
「トリッキーな動きをしますよね。塚本徳臣選手に似ていると思います。ちょっとは対策もやっているんですが、あまりやりすぎてそれに対する意識が強くなりすぎるのはよくないと思います。それよりも自分がどう攻めるかを考えていますね」
ーーハイキック以外で小宮山選手の怖い技はありますか?
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