【新日本キック】王者・勝次が潘隆成の技巧を崩せず連敗、注目のモデルキックボクサー・アリスは初黒星
新日本キックボクシング協会
『TITANS NEOS 27』
2020年9月27日(日)東京・後楽園ホール
▼第9試合 スペシャルメインイベント 63.6kg契約 3分3R
●勝次(藤本ジム)
判定0-3 ※28-30、28-30、29-30
〇潘 隆成(クロスポイント吉祥寺)
勝次はキャリア12年目にして新日本キックライト級の王者に。昨年10月にはWKBA世界スーパーライト級王座決定戦に勝利し、悲願の世界王座奪取した。今年1月の所属ジム閉鎖、そして恩師・藤本勲会長の逝去を受け、本大会は「藤本ジム」所属として参戦する。
対する潘は元WPMF日本スーパーライト級王者の肩書きを持ち、レベルスの次世代エースと期待される強豪。昨年10月から約半年間のタイ修行を経て、さらなる飛躍を目指す。
1R、勝次が開幕にいきなり右ストレートを強打。潘は細かいフェイントから右ローを立て続けにヒット。コンパクトながら強烈な一撃に、勝次がバランスを崩すシーンも見られる。ラウンド終盤には勝次が強引に前に出て、右ストレートをヒットさせる。
2R、至近距離で勝次が左右フックを連打。潘が右ミドルで押し返し、ガードを固めながら右ローを強くヒットさせる。中盤からは前蹴りも使い勝次を懐に入れさせない潘は、ローからミドルの左の蹴り連打を見せる。
潘のローが効いたか、勝次が左前足を何度も滑らせる。強引な前進から左右フック連打で潘のガードをこじ開けようとする勝次だが、潘は落ち着いて左ミドルから右ローを刻んでいく。
3R、勝次が至近距離でパンチをまとめヒットを奪うも、タイミングよく足を払い勝次を転ばせ連打を中断するのが潘。勝次は強引なパンチ連打で何度か潘のガードをこじ開けるが、入り際に合わせた潘の右縦ヒジで勝次が右まゆ上をカットする。
傷は浅く再開すると、潘は左ミドルを強打し勝次を突き放す。最後まで強引に前進する勝次の連打でヒヤリとするシーンはあったが、潘が致命打を許さないまま試合終了のゴング。ペースを守りきった潘がジャッジ3者の支持を集め勝利。勝次は2月に続き悔しい連敗となった。
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