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【空手】東京五輪の採用種目見直しに空手界に復活の動き

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2014/10/23(木)UP

▲JFKOは今年5月、第1回大会を開催。2日間で14,000人の観客を動員した

 昨年5月、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会にて2020年夏季(東京)五輪の種目選定に落選した空手であるが、昨年9月のIOCの会長交代に伴い、東京五輪における競技種目に関して見直しの動きが出てきた。

 今年12月にはIOC理事会で、競技種目の見直しの可否が見極められるということだが、種目選定には開催国の意向も反映されるという。

▲一般的に寸止めルールと呼ばれている伝統派空手

 この競技種目見直しのチャンスに、寸止めルールの伝統派空手の全日本空手道連盟(以下、全空連)が敗者復活の当選を狙い、今年6月に菅義偉内閣官房長官が会長に就任し、「空手道推進議員連盟」を発足。

 全空連は同ルールのWKF(世界空手連盟)という国際連盟が主体となって、IOCとの種目化交渉を長年行っており、今年9月のアジア競技大会(アジア版五輪)に限っては正式種目化を果たしている。全空連は現在、署名活動を含めた積極的な推進活動を展開している。

▲昨年3月に発足したJFKO

 一方、寸止めルールと対をなす直接打撃制のフルコンタクト空手も五輪種目化へ向けて今年から再活動を始めた。昨年、新極真会とJKJO(全日本空手審判機構=200を超える流派団体数が加盟する空手組織)が中心となり、五輪を目指して設立した全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)の会長に今年5月、衆議院議員の中谷元氏が就任。

 フルコンタクト空手道連盟は、全空連が東京五輪での敗者復活を狙って主張する「空手道は一つ、ルールは一つ、目指せ五輪」のなかの「ルールは一つ」という考えに異を唱え「フルコンルール(ノックアウト制のフルコンタクト)」とが共存する形での「2つのルールでの五輪種目化」に向けて署名活動を開始している。

 10月から12月まで両ルールの各全日本大会が開催され、注目を集める時期でもある。果たして両ルールの空手の採用となるか。

以下署名活動へのリンク
(全日本フルコンタクト空手道連盟:署名のお願い)
http://fullcontact-karate.jp/shomei/#more-715
(全日本空手道連盟:署名のお願い)
http://www.jkf.ne.jp/topics/info/20141008/6527

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