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【ボクシング】尾川堅一がKO率75%の無敗ラヒモフと世界戦「色々あったが必ずベルトを、KO!」=8.20ドバイ

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2021/06/05(土)UP

世界王座決定戦が決まった尾川堅一(写真は17年7月、5度目の日本王座防衛に成功したときのもの =Naoki Fukuda)

 8月20日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにて[IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦]が決定。同級1位のシャフカッツ・ラヒモフ(26=タジキスタン)と同級3位の尾川堅一(33=帝拳)が空位の王座をかけ争うと帝拳ジムが5日発表した。

▶︎【動画】ラヒモフ衝撃の失神KO勝利、相手は動かず

 尾川は17年12月にラスベガスにて行われたIBF同級王座決定戦で2-1の僅差判定で勝利し一時は王座を掴むも、ドーピング検査で陽性に。試合の4日前の検体では陽性だったが試合当日の検体では陰性だった。持病のアトピーの塗り薬からの禁止薬物吸収が考えられ、故意ではないとしたが、世界戦は無効試合に。ネバダ州では半年間の出場停止、JBCからは1年間のライセンス停止処分も受けた。
 その処分が解けた19年2月よりKO勝ちを含む3勝1分とランキングを上げ、今回の世界戦につなげた。

前戦20年10月、西谷和宏に判定で勝利した尾川=Naoki Fukuda

 尾川は帝拳ジムのサイトで「ついに決まりました。自分自身も待ちに待った時です。いろいろなことがありましたが、最後に世界王者になっていれば全てこの為だったんだと言えると思います。ドバイという最高の場所で戦えることを今からワクワクしてます。必ずベルトを待ってくれているファンの皆様、サポートして頂いた帝拳ジム、そして大切な家族に持って帰ってくることを約束します。応援宜しくお願い致します!!K.O!」と述べた。

尾川と王座をかけて対戦する同級1位のラヒモフ@shavkatmoney

 ラヒモフは今年2月、IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアスと対戦。ディアスは前日計量で、体重超過のため王座を剥奪。ラヒモフが勝利した場合のみ王座を獲得できる対決となったが、ドロー判定により王座は空位のままとなっている。
 ラヒモフはこの試合まで4連続KO中だった剛腕。ディアスとのタイトル戦の前戦[IBF世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦]では8Rに2度のダウンを奪い相手を失神させてのKO勝利を果たしている。この空位の王座、果たしてどちらが掴むか。

【選手データ】
シャフカッツ・ラヒモフ(26=タジキスタン)身長174cm 左ボクサーファイター 戦績:15勝(12KO)1分、KO率:75% 主なタイトル:WBAアジアスーパーフェザー級王座、IBO世界スーパーフェザー級王座

尾川堅一(33=帝拳)身長173cm 右ボクサーファイター 戦績:25勝(18KO)1敗1分1無効試合、KO率:64.29% 主なタイトル:日本スーパーフェザー級王座(防衛5=返上)

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