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【空手】極真の大会が始まって今日で50年、第1回王者・山崎照朝氏が語る極真ルール誕生秘話

2019/09/20(金)UP

記念すべき1969年の第1回全日本大会のパンフ

 2連続KO勝利の山崎に「大山館長はこれで全日本大会も大丈夫だと思ったらしいんです。アメリカで(グレート東郷とともに)プロレスを回って興行を知っていましたからね」と言う。

 100人の弟子よりも1人の強い弟子という考えだった大山氏は山崎を筆頭に、その後もキックの試合で活躍した添野を全日本大会に出させることで自信を持って開催に踏み切った。
 そしてルールは当時ブームだったキックボクシングルールに、素手のため顔面打撃を禁止し、空手の師範らと相談しながら空手のエッセンスを含めたルールを作り上げ警察に持っていくとやっと許可が降りたという。

 第1回全日本大会の決勝で共にキックのリングに上がった添野を下し優勝。山崎氏は当時を振り返り「当時は学生運動が激化していて大学も閉鎖していて入れない。やることがないので朝から晩まで本部道場で稽古していました。みんな働きながら稽古しているから、結果的に僕が一番稽古していた。優勝して当然の気持ちで大会に臨んだ」とのことだった。

 あれから50年、日本の環境も一変した。1994年に極真空手の創始者である大山倍達氏が70歳で没してから、極真の分裂があったが、更なる競技化は進み、競技人口も増えた。

 1984年より全日本ウエイト制(体重別)大会開催、その後、少年、壮年、女子大会まで広がり、ルールはより安全性を考慮し、押し、掴み、掛け、投げは禁止、少年・壮年大会はサポーターとヘッドギア着用となった。それが少年の競技化層の拡大を生み、極真のみならず、各格闘技競技に人材を送り出している。

 今年は11月に4年に1度の体重無差別の世界大会が開催される。日本代表選手の全てが少年部から空手を始め強くなった選手たちだ。
 11月9日、10日には新極真会(緑健児代表)が、11月22日(金)~24日(日)には極真会館(松井館長)が共に『第12回全世界空手道選手権大会』(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)を開催。世界から強豪が集結し世界一を競う。
(取材・文:吉倉拓児)

☆世界大会=新極真会 大会スケジュール、トーナメント表

☆世界大会=極真会館(松井館長) 大会スケジュール

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