【新極真会】世界大会に挑むケンカ十段・芦原門下の大石「強豪ジマンタス戦目指す」
11月9日(土)、10日(日)の二日間にわたって、武蔵野の森スポーツプラザにて開催される新極真会の『第12回全世界空手道選手権大会』。直接打撃制の素手によるフルコンタクト、体重無差別の過酷なトーナメントとなる。
今年5月に行われた新極真をはじめ300超の流派、団体が加盟するJFKO(公益社団法人 全日本フルコンタクト空手道連盟)の全日本選手権の各階級(軽量・中量・軽重量・重量)の各階級の優勝者が、この世界大会の出場資格を獲得した。
結果、新極真会以外の流派からは男子の部では2人が出場する。軽量級優勝者の大石航輝(23=芦原会館)と、重量級優勝者の山口翔大(29=白蓮会館)だ。
そのうちの一人、大石はケンカ十段、故・芦原英幸が創始した芦原会館を代表して2014年の第1回JFKO全日本大会・軽量級で18歳にして優勝し脚光を浴びた。
軽量級離れした重いパンチと的確なディフェンス、芦原会館の伝統とも言えるサバキから来る鋭いステップを武器とする。
大石は65kg以下の軽量級を主戦場とし、一般での無差別級出場は2回目。常に冷静で「いつもトーナメントの先を見ながら戦っている」という大石だが「今回に関しては先のことは考えず、一戦一戦という気持ちで行く」と語る。
新極真の世界大会は「目標の上にあった部分があります。(他流派で軽量級の)自分が出られる場所だと思っていなかったので」と言いつつも「選ばれなかった周りの選手たちにも恥じないような試合をしたいですね。軽量級で選ばれた選手はほとんどいないので、そういった中で大きな選手に挑む姿を見せたい。同じ道場の子どもの生徒も会場にきてくれるので、感動や勇気を与えられるように頑張りたいです」と意気込む。
世界大会は体重無差別だが171cm・70kgの大石からすれば全ての選手が脅威の存在となる。どのような試合展開を考えているのか聞くと「微妙な試合はしない、思い切って行きます。最初の壁は2回戦で当たるイリヤ・ヤコブレフ(32=カザフスタン/183cm・100kg/18年KWF世界+90kg級優勝)。ここを抜けて2日目に残って、注目選手のバウリウス・ジマンタス(19=リトアニア)と戦いたい」と熱く語った。
ジマンタスは緑代表が今大会の大穴選手に挙げた選手。素質としてはアンディ・フグ以上とし、今年4月の全ヨーロッパ大会の重量級では18歳にして1回戦から準決勝まで全て1本(KO)勝ち、決勝ではあと一歩のところまで追い詰めるも敗北した新鋭だ。
186㎝・98㎏から出すジマンタスの重いパンチと鋭い蹴り技を軽量級ながら芦原空手のサバキをもって、どう戦うかに注目が集まる。
☆新極真会のイーファイト特設サイト(見所、選手紹介、第1回世界大会からの伝説の動画も)
▼大石航輝(23=芦原会館)が優勝した2019年のJFKO軽量級 決勝戦
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