那須川天心、初の”ガチ打ち合い”は「元々の作戦とは違う」新たな手ごたえも
2月24日(月)東京・有明アリーナにて行われたプロボクシング[53.98kg契約10R]では、那須川天心(帝拳)が元世界王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を相手に華麗にさばき、3-0、大差で判定勝利した。
しかし中盤、終盤と「初の」打ち合い。”あわやダウン”でピンチの場面も。天心は試合後インタビューで「打ち合うことないと思ったけど、やっちゃった」と戦略とは違ったと明かした。
【フォト&動画】天心、打ち合いで”あわや”ダウン!ガチ打ち合いの場面
試合では、天心は1Rにカウンターを合わせようと足を止めていたが、モロニーの右を被弾。そこからは左右にヒラリヒラリとさばいては打つ”闘牛士”スタイルに。
しかし6Rにはステップを止め、打ち合いに。モロニーの強い右でヒザを落とし、あわやダウンの場面もあった。その後も闘牛士さながらさばくスタイルに戻すも、最終Rにはまたも打ち合い、今度は天心もパンチを入れまくり、激闘で終了、結果は7つから8つのRを取る完勝だった。
試合後インタビューで天心は、6Rの打ち合いについて「相手が来たが、わざとラッシュさせようとも思った。自分て打たれ強いな」と冷静だったと言う。
”ダウン寸前”の場面については「一瞬パーンと抜けた感じ。ここに来てメイウェザー戦が生きた」と、同じくピンチの場面を経験したことが生きたとも言う。
警戒していたのはモロニーの「左フック。でもストレートが来て、聞いてねえよ。効いてたんですけど」と予想外の攻撃に「これを警戒、はやめよう。何が来ても大丈夫な対策をしないと」と学びになったと言う。
そもそも「元々はしっかり距離をとって戦う作戦だった。ジャブ突いて右に回ったり、左に動いたり、追いつかせないというのが作戦だった」と戦略になかったと言うが「打ち合い。あんな頭合わせてやることないと思ったけどやっちゃいましたよね。あそこでポーンともらって引くわけにはいかない」と、負けん気が出てきたのだと言う。
更に「自分の中で初めて打ち合いをしたんですけど、新しい可能性を感じた。打ち負けることもなく、最後逆に打ち返して効かせたり。一人の男にしてくれた」と通過儀礼だったかのようなすがすがしさだ。
リングに上がった武居由樹については「まずはベルト。その後に武居選手と、両方のベルトを懸け戦いたい」と、自身も王者になってからの対決を望む。もっとも「どういう流れになるかわからない」と、現在日本人王者が並ぶバンタム級で、誰と対戦するかは、まだわからない。
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