【Krush】武尊が大熱戦を制し、因縁の挑戦者を退ける
▼第7試合 Krush -63kg Fight 3分3R延長1R
○木村ミノル(Fighting Kairos/マイウェイジム)
KO 1R2分49秒 ※右フック
●佐々木大蔵(チームドラゴン)
木村は昨年12月、山崎秀晃が保持するKrush -63kg級王座に挑戦し、1Rで壮絶なKO負けを喫して今回が再起戦。木村と佐々木は昨年3月に対戦し、ダウンの応酬の末に木村が1RでKO勝ちを収めている。
1R、左の強力なパンチを顔面とボディに打ち込んでいく木村に、佐々木はガードを固めてのローとミドル。
しかし、木村の狙い済ました左フックで佐々木がダウン。木村は続く連打でもダウンを奪い、最後は左フックからの右フック。木村が豪快なKO勝ちで復活勝利を飾った。
木村はマイクを持つと、「タイトルマッチでは僕も応援してくれた人たちにもつらい思いをさせてしまったので、復帰してガンガン突っ走っていくのでまた応援してくれたら嬉しいです。ついて来い!」とアピールした。
▼第6試合 佐々木仁子ファイナルマッチ -57kg契約 2分3R
○佐々木仁子(チームドラゴン/初代J-GIRLSフェザー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、29-28
●森田和美(勇心館/2013全日本新空手G-3女子-60kg級王者)
現役最後の試合を行う佐々木の対戦相手は、昨年度の全日本新空手女子王者・森田。森田は昨年11月のプロデビュー戦で、佐々木とも対戦したことがある37戦のキャリアを持つ成沢紀予から勝利を奪っている。
1R、回り込んでローを蹴る森田に、どんどん左右のパンチを打ち込んでいく佐々木。佐々木が前へ出て攻めの姿勢を見せる。
2R、打ち合う両者だが、前に出るのは佐々木。森田は左ミドルで応戦するが、佐々木は左ボディを打ち返して顔面へ連打を決める。このラウンドも佐々木が前へ出続けた。
3Rが始まる前から闘志をむき出しにする佐々木。ゴングと同時に両者がパンチで打ち合う。ボディを攻め、顔面へフックを見舞う佐々木。
森田は左ミドルを返して左右フック。パンチをもらっても前へ出て連打する佐々木に森田も打ち合いで応える。
試合終了のゴングが鳴ると、力尽きてロープにもたれかかる佐々木。判定勝ちで佐々木がファイナルマッチを白星で飾った。
そのまま引退セレモニーが行われ、チームドラゴンの仲間やかつての対戦相手からの花束が渡され、宮田充Krushプロデューサーから記念のベルトが腰に巻かれると佐々木は号泣。
「私はとにかく強くなりたいと思い、練習すれば強くなると信じて10年間やってきました。たくさんの後輩たちがチームドラゴンは強いことを証明してくれると思うので、私は気持ちよく引退します」とマイクで語り、両親や前田憲作代表へのお礼を述べた佐々木は、10カウントゴングを聞いて涙を流した。
▼第5試合 Krush-60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
△闘士(池袋BLUE DOG GYM)
ドロー 判定1-0 ※30-29、30-30、30-30
△渡辺 武(Booch Beat)
1年を通して行われるリーグ戦。1回戦でKO勝ちし、3点を獲得して現在首位の闘士と1回戦で敗れて0点の渡辺が対戦する。
1R、渡辺が打ちにいき、闘士が打ち返す。お互いにパンチを当て合う。
2R、渡辺がボディブロー、左ミドル、前蹴りでボディを攻める。闘士は3連打を仕掛けるが、渡辺に手数でやや押されたか。
3R、ボディから顔面へとパンチをつなげる渡辺に、闘士は右ローを集中砲火。思い切って前へ出る渡辺の右ストレートが闘士の顔面を捉え、闘士も打ち返す。両者譲らず、判定はドローとなった。両者は1点ずつを獲得。
▼第4試合 Krush-60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
○島野浩太朗(菅原道場)
TKO 1R1分3秒 ※ドクターストップ
●レオナ・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット)
リーグ戦の得点はレオナが2点、島野が0点。
1Rから激しくパンチを打ち合う両者。島野の蹴りがローブローとなってしまい、試合は一時中断に。再開後、お互いに退かない打ち合いの中でレオナの眉間が切れて大流血。ドクターチェックが入り、レオナは「やらせてくれ!」と訴えたが、ドクターストップで島野が勝利を収め、勝ち点3を獲得した。
▼第3試合 Krush -60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
○北井智大(チームドラゴン)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
リーグ戦の得点は大沢が2点、北井が0点。
1R、大沢がジャブ、ボディブローと快調にパンチを当てていったが、大沢が下がったところに北井が右ストレートでダウンを奪う。すぐに立ち上がって突っ込んでいく大沢は左ボディブロー。
2R、大沢は左ボディブローとオーバーハンドフックを打ち分け、よく伸びる左ストレート。北井は前に出てヒザ蹴り。
3R、逆転を狙ってワンツー、右フックを打ち込む大沢に北井はヒザ蹴りで応戦。大沢の右フック、左ボディをもらっても前へ出る北井は鼻血を出し、顔面が腫れ上がる。しかし、大沢の追い上げは届かず、ダウンを奪った北井が判定勝ちで2点を獲得した。
▼第2試合 初代Krush-65kg級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○HIROYA(TRY HARD GYM/K-1甲子園2008王者)
KO 2R1分21秒 ※右ハイキック
●NOMAN(DTS GYM)
※HIROYAが決勝戦へ進出。
両者は2013年6月に対戦し、NOMANがHIROYAに判定勝ちを収めている。「圧倒的に勝ちたい」とリベンジを誓うHIROYA、「これが最後のチャンス」とベルト獲得に執念を燃やすNOMANの再戦となった。
1R、パンチを得意とするNOMANだが、序盤は左ミドルと右ローを多用する意外な展開。そこからパンチにつなぐNOMANに最初は戸惑っていたかのようなHIROYAだったが、後半は左フックを合わせていく。
2R、両者のパンチが何度も交錯する中、HIROYAがヒザ蹴りを巧みにNOMANのボディへ突き刺していく。そして左ボディブローを決めるとNOMANが身体を丸め、そこへ右ハイキック。HIROYAが鮮やかなKO勝ちで決勝進出を決めた。
▼第1試合 初代Krush-65kg級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○TaCa(triple-y)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-28
●泰斗(GET OVER)
※TaCaが決勝へ進出。
1回戦で尾崎圭司を破った泰斗と対戦するTaCaは「準決勝・決勝の2試合を9分(=1試合分の時間)で終わらせる」と豪語。泰斗は「自分が65kgの主役になりたい」と宣言した。
1R、左右のストレートを顔面とボディに打ち分け、ローを蹴るTaCa。ヒザ蹴りからパンチをまとめたところで泰斗が右目上から流血し、ドクターチェック。これは偶発性のバッティングと判断された。再開後、泰斗の右ストレートがクリーンヒットし、TaCaは慎重になる。
2R、両者パンチを交錯させる中で泰斗のコンパクトなパンチがヒットする。加えてロー。TaCaはボディを狙っていく。
3R、泰斗の右ローをまともに受け続けるTaCa。打ち合いを仕掛けていったTaCaに、泰斗の左右フックが連続して決まる。TaCaも負けじと前蹴りとボディから顔面へのコンビネーションパンチ。最後、アグレッシブで上回ったTaCaが判定勝ちし、決勝へ駒を進めた。
▼オープニングファイト 初代Krush -65kg級王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R延長1R
○富平禎仁(正道会館)
KO 1R1分32秒 ※右ストレート
●栗原圭佑(Fighting Kairos)
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