【ONE】ペットモラコットがヨードセングライの距離を封じ初防衛に成功
ONE Championship
『ONE: NO SURRENDER』
2020年7月31日(金)タイ・バンコク インパクト・アリーナ
photos by ONE Championship
▼コーメインイベント ONEフェザー級(-70.3kg)ムエタイ世界タイトルマッチ 3分5R
○ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/王者)
判定2-0
●ヨードセングライ・フェアテックス(タイ/挑戦者)
※ペットモラコットが王座防衛
ペットモラコットはムエタイ二大殿堂のひとつ、ルンピニースタジアムで二階級を制覇した一流戦士。昨年行われたONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリでは5月のジョルジオ・ペトロシアンとの初戦に一度は勝利するも、首相撲の時間が長いとされ無効試合に。7月の再戦ではパンチでペースを握ったペトロシアンが勝利を収めた。
11月にはムエタイルールで再起。今年2月にポンシリ・PK センチャイムエタイジムとの初代ONEフェザー級ムエタイ世界王座決定戦に勝利して王者となり、今回が初防衛戦となる。
対するヨードセングライは、WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王座、ルンピニースタジアム認定ウェルター級王座をはじめ計8冠王に輝き、早くから海外を中心に様々な団体で活躍。昨年3月にはONE日本大会で、アンディ・サワーに強烈な左ストレートを打ち込みTKO勝利を見せた。ONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリでは、準決勝でサミー・サナに敗れているが、今回はムエタイでONEの世界王座獲りを果たしたいところだ。
1R、両者サウスポーから積極的に左ローを出すヨードセングライ。距離を詰めたいヨードセングライに、ペットモラコットは長いリーチを活かした右ミドルと左ストレートを打ち込む。ペットモラコットがヒジを打ち下ろし、ヒヤリとするシーンも見えたが、距離を詰めるとヨードセングライが左アッパーの連打でペットモラコットの動きを止める。
2R、ペットモラコットが右ジャブから遠いストレート、押し込んで左ミドルと攻勢に出る。ヨードセングライの左ミドルをキャッチすると、ペットモラコットが左ストレートを連打。圧力をかけるペットモラコットがパンチでペースを握りかけるが、ヨードセングライも押し返す。ラウンド終盤にペットモラコットが左目上を小さくカット。
3R、長いジャブで距離を取るペットモラコットは、飛び込んで左ヒジをヒット。ヨードセングライの左ミドルをキャッチしたままペットモラコットが左ストレートを打ち込むと、徐々にヨードセングライの蹴りが出なくなり、ペットモラコットが右ジャブでペースを握る。
4R、ペットモラコットのパンチが一方的にヒットし、ヨードセングライのパンチは空を切る。ヨードセングライが前進し手数を出すが、ペットモラコットは単発の左ミドルで距離をつくり、近づけば自ら組みヨードセングライにパンチを出させない。
5R、ラウンド開始早々に組みの展開に持ち込むのはペットモラコット。長身を活かし上から組むペットモラコットに、ヨードセングライは有効な位置を奪えない。残り1分半になるとペットモラコットは流しに入り、手も出さずヨードセングライの攻撃をさばく。
最後までペットモラコットが流しきったまま試合終了のゴング。ジャッジ2者がペットモラコットの勝利を支持。ペットモラコットがヨードセングライを下し、タイトル初防衛に成功した。
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