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【巌流島】ロシア軍隊格闘術の使い手ペルミン、完全決着を予告

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2016/10/19(水)UP

空道アジア王者にしてロシアの軍隊格闘術の使い手でもあるイゴール・ペルミン

 10月21日(金)東京・国立代々木競技場第2体育館で開催される『巌流島 全アジア武術選手権大会 2016 in TOKYO』の出場選手個別インタビューが、10月19日(水)都内で行われた。

 全アジア武術選手権大会トーナメント1回戦第2試合で激突するのは、空道アジア王者にしてロシアの白兵戦闘術ハンド・トゥ・ハンドの使い手であるイゴール・ペルミン(ロシア)と、モンゴル相撲のアマラー・フーヘンハー(モンゴル)。

 今回が3度目の来日となるペルミン。1度目は子どもの頃に旅行で、2度目は空道の大会で訪れている。空道では2014年と2015年に極東、アジア、ロシアの3大会でタイトルを獲得しているという実力者だが、今回はハンド・トゥ・ハンドというバックボーンも背負っての参戦だ。

 ハンド・トゥ・ハンドはロシアの軍隊格闘術の一つで、ペルミン曰く、「相手を如何に最短時間で破壊するかがコンセプトだ。技の種類は打撃、投げ、頭突き、関節技など幅広い」とのこと。また、「コマンドサンボにも近いが、ハンド・トゥ・ハンドはより打撃の攻防が多くなる」とその特徴を説明する。

 そのハンド・トゥ・ハンドを10歳から習っているペルミン。対戦相手のフーヘンハーについては一通り試合映像をチェックしており、「良い選手だと思う。レスリングテクニックもあるタフな相手」と評す。しかし、「相手にとって不足はない。判定ではなく完全決着で決めよう」と勝利に向けて自信を見せた。

四股を踏んで闘志をアピールするアマラー・フーヘンハー

 一方、フーヘンハーはモンゴル相撲をバックボーンに持ち、ウランバートルで開催されるモンゴル最大規模の大会に出場経験があるという。また、15歳から柔道も習っており、さらには格闘技と並行して国内のラグビーのクラブチームに所属し、試合に出場するという多才ぶりだ。現在、モンゴルの国家汚職取締局に勤めている公務員でもある。

「これまで私が学んできた格闘技やその他のスポーツ競技の技術が、すべて自分の手の中にある。引き出しは多いので、それを試合で活かしたい」とフーヘンハー。対戦相手のペルミンについては「体格が大きくてリーチが長い」と印象を口にするが、「私は背があまり高くないので、大きな相手と試合をすることには慣れている」と自信をのぞかせる。

 試合に向けて、「モンゴル人には戦いの血が受け継がれている。モンゴル人ファイターの精神力と技術をお見せしたい。火花が飛ぶような試合になるでしょう」と激闘を予告した。

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