ジム、道場のオンライン指導は実は意外と簡単、LINEかZOOMか、必要な設備を紹介
■オンラインソフトはLINE、ZOOM、スカイプは?
なお、テレビ電話で人気のスカイプのオンライン指導での利用者は周りではいなかった。調べると比較サイトなどでは、LINEやZOOMはビデオ通話転送量がトップクラスで低く、それに比べスカイプは転送量が数倍大きいとの記述が多かった。しかし、わずかだが、スカイプの方が転送量が少ないというデーターも。転送量が大きいと、回線に負荷がかかり、大人数の場合、指導中にカクカクした映像になったり、途中で切れてしまったりすることがあるので、オンラインソフトは慎重に選びたいところだ。
音はZOOMがクリア、映像もZOOMが若干綺麗という意見もある。LINEはホスト、参加者ともに初心者向け、ZOOMはダウンロードの一手間があるが、クオリティ、表示人数が上だ。ただし、世界的に利用者が多くなるZOOMではログイン情報が漏れたという事件も発生しており、不安な親御さんもいるだろう。先日セキュリティが強化されたZOOMにバージョンアップするか、有料プランを利用している人は、ホスト側で2段階認証を有効にする、また会議中に侵入者が入り込む事件も発生しているので、念のため、生徒さんがルームに入るときはパスワード設定も考えた方がいいだろう。
■オンライン道場で必要な設備は?
最も簡単なのは、自身のスマホでテレビ電話の要領でやることだ。カメラ搭載のノートパソコンでもいいだろう。しかし、それでは指導中は画面が小さくて生徒の動きが見えにくい。スマホの場合は生徒さん数名しか映し出せないデメリットもある。
そこで大画面に映す必要が出てくる。そカメラ付きノートパソコンからHDMIケーブルで大型液晶テレビにつなげば問題は解決する。
若槻さんは、もともと道場にあった42型テレビとパソコンをつなげた。デスクトップパソコンのため、カメラが内臓されておらず、ネットで広角のマイク付きWEBカメラ(定価4100円)を購入した。
カメラは広角レンズの方が、形を指導してる時に、動きの中で部分的に隠れてしまうことが少ないのだと言う。
この広角レンズを画面の上に取り付け、USBでパソコンに繋ぐと、見ることができる。
古賀さんも広角のマイク付きWEBカメラを使用。パソコンにマイク機能が内蔵していれば、マイクなしのWEBカメラでも可能だと言う。パソコンにプロジェクター(5000円〜2万円前後)をつなぎ、壁面に大画面で映し出す工夫をしている。
なお、現在、家電量販店でのWEBカメラはコロナ外出自粛で人気。どこも品薄だ。秋葉原の家電量販店に聞くと「WEBカメラは無いんですよ。もう生産が追いつかないんです。製造元が中国だったりしますから」とのこと。
ネット通販などで無名品のマイク付きWEBカメラは数千円であるが、バッファローなどの有名メーカー品は品切れで、一般の人が2万ほどの価格をつけて販売している。一時のマスクのようだ。
さて、この問題はどうするか。
ハンディカムなどのビデオカメラや、デジタルカメラでは対応できないのか、調べたところ、それらの出力端子はHDMIが一般的で、パソコンにはUSBでつなぐ必要がある。PC用のHDMIキャプチャーボード(約2万前後)を経由し、USB接続にすることが必要となる。
また手持ちのスマホをWEBカメラとして利用する方法は、専用の「iVCam」などのアプリをスマートフォン(iOS/Android)にインストール。パソコンと通信で同期する。「iVCam」はWindows PC専用なので、MACの場合は「EpocCam」などのMAC用のアプリを利用する手がある。
一部のものは品薄ではあるが、設備さえ手に入ればオンライン道場は簡単にできる。
緊急事態が明ける予定まではあと10日だが、コロナの長期戦の予想もあるので、緊急事態宣言を終えても、スポーツ観戦が無事に開催できるようになるまではオンラインクラスは持っておいた方が無難かもしれない。海外に道場があるところは、有料ゲストチケットを発行して指導するのもいいだろう。オンライン道場は、アイディア次第で多くの可能性を秘めている。
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