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【UFC】地元カナダのバリオーがダウン奪いフルマーク判定勝利、“元アメフト選手”アンダースを撃破

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2023/06/11(日)UP

WME-IMG
『UFC 289』
2023年6月11日(日・日本時間)カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー ロジャーズ・アリーナ
▼ミドル級
〇マルク・アンドレ・バリオー(カナダ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●エリク・アンダース(アメリカ)

 バリオーは大会の開催地である地元カナダの選手。15勝6敗の戦績を持ち、10のKO勝利を持つパンチが武器。前戦でもパンチでTKO勝利を収めている。

 対するアンダースは元NFLのアメフト選手。格闘技を始めてからはボクシングやグラップリングの大会に出場し、ノーギではパンアメリカンで準優勝の実績を持つ。
 UFCでは元ライトヘビー級王者のリョート・マチダを相手にスプリット判定まで持ち込んだこともあり、これまで15勝(7敗)のうち9つのKOを持つ打撃が武器。

 1R、互いに前手を伸ばして探り合いの中、いきなりバリオーの右ストレートが入りアンダースがダウン。冷静にパスガードを狙いに行くバリオーだが、アンダースは立つとクリンチからエルボー、バリオーも同じく組み合ったままエルボーを返す。終盤、ケージに詰めてテイクダウンを狙うアンダースだがバリオーは耐える。

 2R、距離を取ってミドルやストレートなど長い攻撃を飛ばすバリオーに、アンダースは詰めて組み付きに行く。シングルレッグからテイクダウンを奪ったアンダースだがバリオーはすぐ立ち上がりグラウンドの展開を許さない。

 3R、右ミドルを使いながら右ストレートを狙うバリオーに、アンダースは四つでケージに詰めてテイクダウン狙い。近づきたいアンダースに対しジャブとミドルで距離を取ってパンチを当てたいバリオー。終盤になるとバリオーのジャブやハイキックが当たり、アンダースが下がる場面も。

 判定は3-0でバリオー。アンダースのテイクダウン狙いを封じ、的確に打撃を当てて地元カナダで判定勝利を収めた。

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