【KNOCK OUT】良太郎、渡部太基を首地獄で下しBLACKウェルター級王者へ、小笠原瑛作、龍聖はともにKO勝ち
▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)第2代KNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦/3分5R・延長1R
〇小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/初代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者、ISKA世界バンタム級王者(K-1ルール)、WPMF世界スーパーバンタム級王者)
TKO 2R0分58秒 ※レフェリーストップ
●TAKERU(GET OVER/DBSフェザー級王者、RKAフェザー級王者)
小笠原は“スピードアクター”の異名を取る日本人トップ選手で俳優業もこなす。さらなる飛躍を目指しスーパーバンタム級(-55.0kg)王座を返上し、フェザー級(-57.5kg)へ階級を上げて2階級制覇に挑む。カザフスタンで撮影に挑んだ主演映画『阿彦哲郎物語・第二の太陽』の日本公開に向けて、ここはベルトが欲しいところだ。
TAKERUは、名古屋在住の新鋭で15年にプロデビュー。昨年1月にKNOCK OUTへ初参戦し、今年7月には3倍以上のキャリアを持つ栗秋祥梧に完勝し、今回の王座戦のチャンスを手にした。
1R、小笠原はインとアウトにロ―キックを蹴り分けて、右ストレート、前蹴りと攻撃を散らせる。TAKERUは、右ボディのカウンター。小笠原は左ロ―キックを何度も決めて、ダメージを与えていった。
2R、小笠原は左右パンチから左ロ―キック。TAKERUは、少しずつ動きが遅くなり、ロ―キックをブロックするのが精一杯の様子。勢いに乗る小笠原は、左ロ―キックを連発。棒立ちのTAKERUにパンチでダウンを奪う。ファイティングポーズのTAKERUに、再び小笠原がパンチを連打するとレフェリーが試合をストップした。
KO勝ちを収めた小笠原はマイクを握ると「半年ぶりにエースが帰ってきました。天心、武尊が終わり、今度は僕が引っ張っていきます。応援をよろしくお願いします!」と挨拶してアピールした。
▼セミファイナル(第6試合) スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R
〇龍聖(フリー)
KO 1R1分06秒 ※左ヒザ蹴り
●小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)
龍聖は11戦11勝(8KO)とパーフェクトレコードを誇るニュースターで、昨年10月には初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座を戴冠したばかり。対する小笠原は、小笠原瑛作の兄でありウクライナ人を妻に持つベテランで、妻の家族がウクライナから日本へ避難してきていることもあり、家族や温かいサポートへの感謝のためにも、ここからはコンスタントに試合出場をしていきたいと語っている。
1R、小笠原は左フックを合わせる。龍聖はガードしつつ、ロ―キックをヒットさせる。前へ出る小笠原はワンツー。龍聖は見極めると左ボディブローを直撃。さらに左のパンチを被弾する小笠原。踏み込んだ龍聖は、右ハイキック。そして、左ボディを追撃。最後は左ヒザ蹴りを合わせて小笠原がダウン。そのまま龍聖のKO勝ちとなった。
KO勝ちを収めた龍聖は、「KNOCK OUTの主人公として、このストーリーを完結させたいと思います。みんな、ついてきてください」と短く挨拶した。
<松﨑公則、引退記念セレモニー>
第5試合終了後、今年3月12日に阿部晴翔を相手に引退試合を行った松﨑公則の引退記念セレモニーを実施。46歳の松﨑は、REBELS-MUAYTHAI2階級制覇など、国内4冠を達成。生涯戦績は、50戦20勝(11KO)26敗4分。
松﨑は、「33歳でキックを始めて、最初から中年でした。一緒に練習した選手、応援していただいたみなさん、リングにあげてもらったみなさん、本当にありがとうございました。試合を見ていると、思わず熱くなって体が動き始めてしまいますが、ここらで辞めておきます。最後に言いたいのは、諦めないで続けていてよかったと言うことです。これからもキックボクシングを応援してください。ありがとうございました」と最後の挨拶をして、10カウントゴングを聞いた。
▶次ページは、壱・センチャイジムvs.大野貴志、森岡悠樹vs.炎出丸、その他の試合結果
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