【ラウェイ】浜本がKO勝ち、日本男子勢に初勝利をもたらす
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▼第4試合 70kg契約 3分5R ※判定なし
○ピャン・トゥエ(ミャンマー)
TKO 4R終了 ※ドクターストップ
●渡慶次幸平(=とけし・こうへい/クロスポイント吉祥寺)
トゥエはラウェイで無敗を誇り、昨年に現役最高の選手の証であるミャンマーラウェイアワードMVPを獲得した屈指の強豪。対する渡慶次は強力なパンチを武器にパンクラスで活躍するMMAファイターで、今回がラウェイ初挑戦となる。
1R、互いに細かいジャブを放ちながら様子を見る展開から、トゥエがローとミドルの数を増して徐々にペースアップ。対する渡慶次は、トゥエがパンチを放とうと踏み込んだところへ、強烈な左ストレートを突き刺し、鼻から出血させる。
2R、トゥエの攻撃を良く見てかわしていた渡慶次であったが、ロープを背負ったところへトゥエのヒジ打ちを被弾して腰から崩れ落ちる。ダウンとはならなかったが、動きが落ちた渡慶次をトゥエはパンチで仕留めにかかる。しかし、渡慶次は冷静に攻撃をかわしてピンチを凌ぐ。
3R、持ち直した渡慶次は左ミドルからパンチへつなげる攻め。トゥエもガードを高めに保ちながら飛び込むように左右フック&ボディストレートをヒットさせる。顔面が赤く染まる渡慶次だが、至近距離で打ち合いになると、左のカウンターを巧くヒットさせる。
4R、渡慶次が強烈な左ミドルを放つと、トゥエも体ごと飛び込むようにミドルとハイを返す。しかし、徐々にトゥエがパンチで前に出て来ると、渡慶次はコーナーへ追い込まれる展開が続く。渡慶次は右目が大きく腫れ上がり、ほぼ塞がった状態に。それでも、終了間際に左ミドルと三日月蹴りを返す。
しかし、ここまで善戦を見せていた渡慶次であったが、5R開始前のドクターチェックで試合続行は不可能の判断に。トゥエのTKO勝ちが告げられた。
▼第2試合 61kg契約 3分3R ※判定なし
○ユリア・ストリアレンコ(リトアニア/SEI☆ZA)
KO 2R 1分32秒 ※左右フック連打
●ス・ライ・ウー(ミャンマー)
ユリアは柔術、MMA(総合格闘技)、空手をバックボーンに持ち、女子格闘技プロジェクトGIRL’S BUDO ENTERTAINMENT『SEI☆ZA』のエースとして活躍する24歳。直近の試合では、女子MMAの大ベテランである薮下めぐみから腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。好調の勢いそのままに今回ラウェイ初挑戦を迎える。
そのユリアを迎え撃つウーはミャンマーの山奥のジムで鍛錬に励み、「山を走り、木を蹴り、男性選手と一緒にトレーニングしています」という25歳の女戦士だ。
1R開始早々、ユリアがローから一気に左右フックで畳み掛ける。ウーもパンチを返すが、体格に勝るユリアの勢いとパワーに押し込まれる展開に。ユリアは首相撲からヒザ蹴りを何度も突き刺す。
2R、リングを回りながら前蹴りで距離を取ろうとするウーに対し、ユリアは距離を詰めてのパンチ。ウーがロープ際に後退したところを、左ジャブと右ストレートで打ち抜きダウンを奪う。起き上がることができないウーを見て、セコンドはタイムを要求。2分間のインターバルが取られる。
試合が再開されると、パンチと蹴りのコンビネーションで仕掛けるユリア。ウーをロープ際へと追い込まれ、たまらず背を向けたところへ背後から左右フックを被弾。マットに大の字となり起き上がることができずに試合終了。ラウェイ初挑戦のユリアが圧巻のKO勝ちを収めた。
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