2020/11/01（日）UP
（最終更新：2021/05/15 06:55）

加藤和也が蹴りの佐藤に2-0で競り勝つ

▼第7試合　スーパーバンタム級　3分×3R
◯加藤和也（ドージョー☆シャカリキ）
判定2-0　※29-29、30-29、30-29
●佐藤篤弥（PCK連闘会/聖域東北バンタム級王者）

加藤は身長で上回る佐藤にパワフルなパンチで勝利した

　加藤は、パンチ主体の攻撃でガンガン前に出るスタイルで会場を沸かせるファイター。8月の新宿大会では、強烈なパンチを武器に、相手を大流血に追い込んでのKO勝利。現在、2連勝中と波に乗る。

　対する佐藤は、わずかプロ3戦目で、聖域東北バンタム級王座を獲得している期待のホープ。堅実な試合運びが持ち味の選手だ。

ハイキックを放つ佐藤

　1R、佐藤がサウスポーに構えて、左ミドルを放つ。加藤は爆発力を見せ、飛び込んでの右の強打を見舞う。佐藤は左ローをヒット、さらに左ストレートを振るう。加藤は、首相撲になると、必ず入れ替わってヒザ蹴り、離れ際にはしつこく右フックを見舞う。

　2R、佐藤が左ミドルを蹴って、左ストレートで前に出る。引かない加藤は右ストレートからの、返しの左フックをヒットで一瞬佐藤をぐらつかせる。以降のパンチの連打に耐えた佐藤は、遠い距離から飛び込み、左ストレート、さらに左ミドルを蹴る。2Rが終わったところで、ジャッジ1者が19-19、2者が20-19で加藤を支持する。

加藤が接戦を制した

　3R、佐藤が左ミドルで前進し、左ストレートを伸ばす。加藤は、佐藤の前進に右ストレートをカウンターでヒットさせる。佐藤は、顔面前蹴りを繰り出し、左ミドルを蹴り込む。加藤は飛びかかるようにして、右の強打を振るう。終盤には、佐藤の左ストレートと、加藤の右フックが交錯し、会場を沸かせた。1者がドローを付けたが、2者が順当に加藤を指示して、加藤が判定で勝利した。

TAKUYAが長身から蹴り出すミドルでリードした

▼第6試合　スーパーライト級　3分×3R　ヒジあり
◯TAKUYA（K-CRONY）
判定3-0　※三者とも30-29
●中島　崇（PCK亘理L’ante du Lion/元・聖域東北Sライト級王者）

　TAKUYAは、181cmの長身から繰り出される蹴り技が武器としているファイター。戦績は5戦4勝1敗。

　対する中島は、重いパンチを振り回して前に出てくる激闘派。23戦10勝（5KO）10敗。全くスタイルの異なる2人が激突する。

高い身長のTAKUYAに中島は飛び込んでのストレートを放つ

　1R、TAKUYAは左右のローを散らすと、中島は右ローを返す。中盤は、左右のミドルで攻撃を組み立てるTAKUYAに対して、中島は飛び込んでの右ストレートを数発放つ。

　2R、TAKUYAが積極的に左右のミドル、ローを散らす。中島は、随所で右ローを返しながら様子を見ていたが、中盤以降は、じりじり圧力をかけて、右の強打を振るう。しかし、中島は単発での攻撃が多く、TAKUYAの蹴りの印象が上回る。

勝利したTAKUYA

　3R、これまで通り、左右のミドルを蹴り込むTAKUYA。中島はプレッシャーを強め、左右のフックを振り回す。TAKUYAは、打ち合いには付き合わずに徹底してミドル、組み付くとヒザをボディに突き刺す。終盤には、中島が右フックをヒットさせて、パンチのラッシュを見せるが、TAKUYAは右ミドルで対抗し終える。判定でTAKUYAが勝利した。

▼第5試合　バンタム級　3分×3R
◯齊藤龍之介（ドージョー☆シャカリキ）
TKO　3R 1分28秒　※足の負傷→ドクターストップ
●若原　聖（master’s pit）
※首相撲の際に、若原が足を挫いて続行不可能

▼第4試合 58kg契約　3分×3R　SD1 ヒジあり
●海登（KSK/元・聖域北関東フェザー級王者）
TKO　3R 2分09秒　※左ヒザ連打→レフェリーストップ
◯井上竜太（Hardworker/Innovation フェザー級8位）

▼第3試合　80kg契約　3分×3R
◯鈴木清照（ドージョー☆シャカリキ）
KO　2分26秒　※右ハイキック
●杉ちゃん（PAL GYM）
※2Rにパンチ連打で鈴木がダウンを奪い、右ハイキックでKO勝利

▼第2試合　68kg契約　3分×3R
●外山雄一（Hardworker/元・Innovationウェルター級7位）
KO　3R 1分22秒　※右バックブロー
◯佐藤界聖（PCK連闘会/元・聖域東北ライト級王者）
※外山が右ストレートで2回ダウン奪取、佐藤が左バックブローで1回ダウン＝2R
右バックブローで佐藤がKO勝利＝3R

▼第1試合　61kg契約　3分×3R
◯ソムプラユン.ヒロキ（DANGER）
判定3-0　※29-28、30-28、30-28
●市村コウキ（VERTEX）