【ボクシング】ゲバラがモロニー弟に勝利、WBC世界Sフライ級暫定王者に!モロニー弟は“現役引退”発言も
5月12日(日/日本時間)オーストラリア・パースにてプロボクシング[WBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦]が行われ、元WBA世界同級王者で現同級4位アンドリュー・モロニー(33=オーストラリア)が、元WBC世界同級王者で現同級6位ペドロ・ゲバラ(34=メキシコ)にスプリット判定(116-113、113-115×2)で敗北し、試合後マイクで引退を示唆。ゲバラが同級暫定王者となった。
モロニーの兄ジェイソン・モロニーは6日、武居由樹と試合し判定負けを喫しWBO世界王座を手放したばかり。弟は20年6月にジョシュア・フランコに判定負けでWBA王座から陥落し、昨年のWBOスーパーフライ級王座決定戦では中谷潤人に12回KO負け。
対するゲバラは14年12月に八重樫東にKO勝利しWBC世界ライトフライ級王者に。しかし15年11月には木村悠に敗れ王座を手放すと、17年10月に王座返り咲きを狙いWBC同級王者・拳四朗に挑み激闘も判定0-2の僅差で敗れている。
互いにもう一度、世界のベルトを獲得したいところ。
試合は、前半はモロニー優勢の流れ。1R序盤からモロニーがスピーディーな動きでゲバラを翻弄。強いプレスと突き刺すようなジャブで攻勢し、手数も圧倒的にモロニーが上回った。
徹底したアウトボクシングで素早く出入りをするモロニー。近距離でのカウンター狙いのゲバラはあまり手が出ず、ボディブローを軸にした攻撃も単発に終わる。
3Rにはモロニーが猛ラッシュの場面もあり、ゲバラの左側頭部が少し腫れ、モロニー優勢の流れだったが、徐々にゲバラがペースを取り返す。
これまでのボディ攻撃の蓄積か、モロニーが失速。さらにゲバラの強打を警戒してか、ガードを固め手数まで少なくなると、ゲバラが前に出始め、強打を放つ。
5Rの終盤にゲバラのアッパーにモロニーの顔が跳ね上がり、7Rにはゲバラのボディへのカウンターにモロニーの動きが緩慢となる場面も。
10Rもゲバラの強烈なアッパーで、モロニーの体が吹き飛ぶ場面も、モロニーは素早いフットワークでゲバラに連打を許さないが、自身も手が出ず、劣勢の印象。
最終12R、ここまでの接戦でこのラウンドを取りにきたモロニーが前に出て、近距離の打ち合いに。ゲバラもこれに応じ、お互い足を止めての乱打だったが、お互いダウンがなく終了のゴング。
判定は2名のジャッジが115-113でゲバラを支持。1名が116-113でモロニーを支持し、スプリット判定でゲバラが勝利した。
勝利したゲバラは勝利の喜びと「ファンの多くは彼が勝ったと思っているかもしれないので(モロニーと)再戦しても良い」と発言。
一方、敗れて納得のいかない様子のモロニーは「勿論、私が勝ったと思っている。試合は私がコントロールしていた、やるべきことをやった。私は終わりです、リタイアです」と、なんと引退発言をした。
また、暫定王座を獲得したゲバラは戦績を42勝(22KO)4敗1分に伸ばした。
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