ダウン応酬の果てのドロー!流血の堤聖也が王者死守、壮絶打ち合いの比嘉大吾には「ありがとう、強かった」=試合結果
2月24日(月)東京・有明アリーナにて行われたプロボクシング[WBA世界バンタム級タイトルマッチ]では、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者・比嘉大吾(志成)は3者ともに114-114のドロー判定0-0。王者・堤が防衛成功した。9Rには互いにダウンを取りあう壮絶な激闘の末の決着だった。
堤は昨年10月、井上拓真に激勝し王座を戴冠。比嘉は昨年9月にWBO世界バンタム級タイトルマッチで王者・武居由樹に惜敗して以来の試合となる。
両者はプロでは、20年10月に対戦し結果はドロー。今回は4年ぶりの再戦となる。
試合は、両構えの堤はオーソドックスでスタート。2Rからは比嘉が飛び込んでは左アッパー、更にジャブと左の攻撃を当てる。
4Rには比嘉の飛び込みでバッティング、堤の右目上から流血する。流血に若干焦ったか、堤がギアを上げ、パンチ連打も、比嘉はジャブ、左フックと的確に当てる。
しかし堤も流血しながらも、6Rには波状攻撃から右を当ててゆき、7Rには激しい打ち合い!堤の顔が真っ赤に染まる。手数は堤だが、ヒットは比嘉の左か。
そして9R、堤の連打の合間を縫って、比嘉の左フックがヒット!堤がダウンする。
猛獣のように襲い掛かる比嘉。すると堤が下がりながらの右フック!今度は比嘉がうつ伏せにダウンした!
襲い掛かる堤に比嘉はフラフラ、ロープに詰められ、ゴングに救われた。
勝負の10R、クリンチの比嘉に堤はサウスポーからの左アッパー、フックでボコボコに!11Rには比嘉も息を吹き返し攻めるも、堤の構えを変えながらの連打は止まらず。
最終12Rも、堤の連打は止まらず、比嘉は防戦、クリンチ一方も、最後は激しい打ち合いに。
判定は3者とも114のドローで、王者・堤は防衛成功。堤はマイクで「自分自身情けない」としながら「怖さが出たり慎重になりすぎたり、心の弱さが出た試合」と辛口評価。親友の比嘉には「ありがとう、強かったよ」とメッセージする。
今後は「今日の試合内容で、統一だのなんだの器じゃないと言われそうなんで、磨いていきます。でも(統一を)口に出しても文句言われないくらい強くなりたい」と”現在は”統一コールはおあずけとした。
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