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【月間ベストファイター・2月】西京佑馬、一日3試合を勝ちKrushライト級GP制覇!脚のダメージ克服し圧倒的な強さを証明

■準決勝の昇也戦は接近戦の打ち合いに

 一回戦が終わり、1時間後に準決勝がやってきた。左脚に痛みを抱えリングに上がった西京は、昇也と向かい合い、作戦を頭の中で反芻した。卜部功也会長からの指示は「前へ出て近い距離で打ち合うこと」だった。

打ち合いになる西京

 脚にダメージを負っている時は、蹴られたくないために離れて戦いたくなるものだが、それだと蹴りの間合いになる。できる限り接近して戦えば、強い蹴りを脚にもらうリスクは減る。卜部会長は、昇也がパンチを得意としているため、接近戦になれば自然と打ち合いに発展すると読んでいた。

 1R。西京は前へ出て、近距離でパンチを出していく。ここでも作戦は“蹴りを極力使わないこと”を徹底していた。蹴り合いになりたくないことと、パンチ勝負に持ち込みたい思惑があったからだ。

 そして昇也は、この誘いに乗ってしまう。一回戦で伊藤をパンチで仕留めた感触がまだ残っていたのか、西京と打ち合う場面が多くなる。昇也はパンチを打ちながら西京の左脚を狙う作戦だったのだろうが、自然と打ち合いに発展。西京は昇也の右目が塞がっていることも分かっていたため、左フックをタイミングよく入れて、ダウン寸前まで追い込んだ。

 2、3Rも西京はそのままパンチを決めていき、本戦3-0で昇也を破り、決勝進出を決めた。

■追い込まれたことで本格的に覚醒した西京

豪快なパンチを振るう西京

 準決勝が終わると、再びアイシングの処置で左脚を冷やした。ここで卜部会長は自分がトーナメントに出ていた時のことを思い出し、関係者に大きいテーピングの用意を手配する。ローキックのダメージを抜くためには、打撲で痛めた太ももに大きいサイズのテーピングをグルグルと巻いて圧迫し、内出血や炎症を抑えると効果的だ。

 昇也戦で打ち合いに持ち込んだとはいえ、左脚は何回か蹴られている。時間が経過するとともに、ダメージが大きくなるのは間違いない。しかも準決勝と決勝の間は1時間もなく、ファウルカップを外す余裕すらなかったのだから過酷といえた。

 決勝で西京を待っていたのは、古宮晴だ。古宮は難聴のハンデがありながらもK-1甲子園で実績を残した第6代DEEP☆KICK -63kg王者。初戦は永澤サムエル聖光からダウンを奪い完勝し、準決勝では天野颯大から判定勝ちを収めて決勝へ駒を進めている。

 ただ西京は、今回のトーナメントが行われる前、昨年12月に古宮から勝利した。イメージが残っているために、戦いやすい相手だったのは事実だ。しかも、あと1試合。ここまで温存していた蹴りを使い、全開で戦うことができる。スタミナも残っていたため「自信しかなかった」という。

ダウンを奪った西京

 試合が始まると西京は、封印していた右ローキックを飛ばしていく。もはや、持っている能力を遮る障害は何もない。古宮はパンチと蹴りのバランスが優れた選手で、ここで勝てばリベンジ成功とGP制覇の二つを手にすることができるが、全力の西京を止めることは難しかったはずだ。

 古宮のワンツーをかわした西京は、タイミングよく左フックをテンプルに入れてダウンを奪った。立ち上がる古宮だが、まだダメージを回復していない。西京は1Rの残り時間がまだあることを確認すると、一気に勝負に出てパンチをまとめてKO勝利をものにした。わずか4時間ほどで3試合を勝ち抜く強さ。西京が覚醒した瞬間だった。

▶次ページは、2年間の空白を乗り越えて次なる目標へ、西京が受賞の喜びを語る

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