【JTA】鈴木雅博が7年ぶり優勝、目標はK-1
JTA日本テコンドー協会
「第26回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会-ITA杯無差別級王者日本一決定戦」
2015年11月28日(土)東京・後楽園ホール
▼A級男子組手フルコンタクト・テコンドー王者決定戦決勝戦
○鈴木雅博(湘南平塚テコンドー倶楽部)
延長1回 判定3-0 ※三者とも10-9
●倉田剛志(千葉柏テコンドー倶楽部)
※鈴木が優勝。
既存のライトコンタクトルールではなく、KO勝ちを認める直接打撃制ルールによって争われるフルコンタクト・テコンドーの全日本選手権大会が、26回目の開催を迎えた。
男子は今回、レベルに応じてA級とB級にトーナメントが分けられ、A級は「フルコンタクト・テコンドー王者決定戦」として行われた。
決勝に進出したのは、2008年の全日本王者・鈴木と2013年の全日本王者・倉田。身長186cm・体重89kgの倉田は豪快なカカト落とし、飛び後ろ廻し蹴りを繰り出し、身長167cm・体重66kgと体格で劣る鈴木は突進して後ろ蹴り、中段廻し蹴りを放つ。
本戦の判定はジャッジ1名が倉田を支持したがドローとなり、延長戦に突入。大技の倉田vs勢いと気迫の鈴木という図式になり、鈴木はパンチ(顔面のみライトコンタクト)を上手く使って蹴りへつなげていくのが目立つ。
豪快なカカト落としや飛び後ろ横蹴りで攻める倉田に、鈴木は後ろ横蹴りと中段廻し蹴りで応戦。終盤、気迫で前に出る鈴木に倉田がバランスを崩してコーナーへ追い込まれる場面があり、鈴木が判定3-0で勝利。7年ぶりの優勝を収めた。
鈴木は「昨年の10月から道場を持つようになって、道場の責任者として生徒や応援してくれる人たちのプレッシャーを感じていたんですが、プレッシャーを背負って優勝するのが本当のチャンピオンだと思っていました」と優勝の喜びを語る。
チームドラゴン所属のプロキックボクサーでもあるが、「河先生(JTA日本テコンドー協会会長)にJTAを盛り上げるために出ろ、と言われて出ることにしました」と言い、「テコンドーの選手も続けるつもりです。他に盛り上げる選手が出てくるまで僕がJTAを引っ張ります」とエース宣言。
プロとしては「K-1を目指したい」とK-1出場を目標に掲げ、「11月のK-1でセコンドとしてリングに上がったんですが、次はメインイベントに出る選手としてK-1のリングに上がりたい」と夢を語った。
<フルコンタクト・テコンドールール>
リングを使用し、本戦2分(延長1分2回まで、決勝戦のみ3回まで)で行う男女別の無差別級トーナメント。上段・中段への蹴り(ローキックは禁止)と中段への突き、そして上段突き(蹴りを生かす程度の額とアゴへの攻撃)を用いての一本(KO)勝ちや技あり、または時間内にダウンがなければ判定によって勝敗が決せられる。
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